函館津軽海峡沿いのドライブ『立待岬』『聖トラピスチヌ修道院』『啄木小公園』(函館)
本日オススメの逸品は、函館の津軽海峡沿いを短時間で楽しめる、立待岬・トラピスチヌ修道院・啄木小公園を巡るドライブです。
函館観光の目玉はやはり、五稜郭、函館駅周辺、函館山方面。観光する時間はまだまだタップリあるので、連日大物観光で飛ばし続けるのはやめにして、この日の午後は、自然をメインに、ちょっとマイナーな場所に足を伸ばしてみようと思った。どこがいいかな、と目についたのが啄木小公園。海岸沿いの小さな公園で啄木像がぽつんとある。夕陽を浴びる啄木像に惹かれた。お連れ様も「あらいいんじゃない?」とノってくれ、これで一ヶ所は決定。ここからそう遠くない距離のところに、トラピスチヌ修道院もある。函館観光に必ず入っている場所だ。ここもちょっと興味ある。突端好きのお連れ様は立待岬をご所望。何れも津軽海峡側で全部済んじゃう。はい決定。それでは夜のディナーまで、のんびりと3箇所回りますか。
立待岬
岬の駐車場へ続く道は、車一台程度の幅。車を停めしばらく歩くと海が見えてきた。
函館山方面。お天気に恵まれた旅行に感謝。
津軽海峡の遥か向こうに薄ぼんやりと見えるのが、下北半島。いやあ、ここからの眺めは絶景だね。空気も美味しい。
この岩について、タクシーの運ちゃんが観光客に説明しているのをお連れ様が盗み聞きしていた。東映映画のオープニングに流れる、波が岩に激しく打ちつけられる海の映像、アレがここだと。へー!ソレは初耳!海は凪いでいるので、オープニングの荒々しさからは、同じ場所だと思えない。今もあの映像流れているのかしらね。ザッパーン。
ここ以外にも、ビューポイントは幾つかある。東屋もあって休憩できるし、景色にはとても満足した。しかし、海と絶壁以外ないので次へ移動。
トラピスチヌ修道院
函館観光のお約束として来てみた。
1898年年に、フランスから派遣された8人の修道女が設立した日本初の女子修道院。
現在の聖堂は1927年に再建されたもので、煉瓦の外壁、半円アーチの窓などゴシックとロマネスクの混在するデザインが印象的である。残念ながら中へは入れない。
小高い場所にあるので、そこからの眺めはさぞかしいいだろう。
園内には、聖テレジア、ジャンヌダルク、天使ミカエルなどの聖像が静かに佇んでいる。この像は、その何れでもないのだけど。
ここも入れないが、どこもかしこも入れない分けではない。敷地内にはちゃんとお土産コーナーもある。「トラピスチヌ修道院天使園売店」では、修道女の皆様お手製の、トラピスチヌ饅頭ならぬ、有名なマダレナ(ケーキ)やクッキーが販売されている。買いませんでしたが。
礼拝堂。唯一入れる場所発見。
函館観光には必ず入っているこの修道院。遊びに来る場所ではないなって感じであったが、明治・大正あたりの煉瓦造りの建造物が好物の私は楽しめた。
啄木小公園
夕陽おすすめポイント。
レストランの予約時間までまだ時間はある。夕陽に映える啄木像を収めにやってきた。場所は函館駅と函館空港の丁度、真ん中辺り。津軽海峡沿いを走る279号線だ。函館駅から空港までのリムジンバスもこの道路を走る。啄木像をカメラに収める際の、ベストポイントのしるしかあったので、そこから撮ってみた。啄木像と津軽海峡と函館山の三つ巴で材料は揃っているが、カメラワークの腕が今ひとつ。泣。
津軽海峡と下北半島。立待岬からの眺めよりよく見える。若干近いから当たり前か。
函館空港へ着陸する旅客機に歓喜!すごーい。あんな角度で降下してくんだ。落ちていくみたい。
こちらは安定飛行中。空港が近いのでよく見える。面白い。
こちらは函館山。函館って案外狭いのね。北海道はでっかいどうのイメージがあるけど、見どころは意外と集中しているもの。
月も出てきた。ここで写真を撮っていたら、函館旅行中という、おじさんが函館の夜景の写真を見せてくれた。見知らぬ人が相手でも、突然共通の話題で会話できるところがカメラのいいところ。カメラバンザイ。
日が傾いてきた。そろそろ夕陽が出てくる頃かな。
これを撮りに来た。啄木さん背中があったかそう。
車なら、移動時間を入れて3箇所回っても3時間くらいで済んじゃうので、観光に行き詰まってぽっかり時間が空いたらどれかに行ってみてもよいかも。オススメです。