カメレコ!~カメ女を目指して奮闘中の働く女性がレコメンドする本日の逸品~

旅行や美味しい物を食べること、そしてカメラが大好きな私が出逢ったお気に入りをドンドン掲載していきます!よければ眺めてみてくださいね!

廃墟感を演出したアート島 犬島製錬所美術館 犬島上陸編(犬島)

本日オススメの逸品は、訪れる者を魅了する、近代化産業遺産が良好な形で残された『犬島製錬所美術館』犬島上陸編です。
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今回の直島旅行の目玉である、『犬島製錬所美術館』。ここへ行くのをとても楽しみにしていた。何が楽しみって、プチ廃墟感を味わうことができるのだ。島の景観を損なわない創りの美術館、人工的な加工が施されているが、かつての大規模な銅製錬所を彷彿とさせる、多くの遺構を再利用したアートの数々。これらがとても素晴らしい出来栄えなのだ。1909年に建設されたものの銅の大暴落により、僅か10年で幕を閉じた犬島精錬所。銅の製錬過程で発生する、鉱滓からなるカラミ煉瓦造りの工場跡や煙突が遠い西の異国を思わせ、この場にたった一人で佇んでいると、日本ではない気がしてくるのだ。

ベネッセハウス テラスレストランのブレックファースト

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犬島へ向かうフェリーは9:20発だが、バタバタしたくないので、テラスでの朝食を7:30に予約した。


波の音しかしない直島の朝。都会の喧騒はすっかり忘却の彼方だ。
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新たな朝食の演出が!こんなの前に来た時はなかった!三種類の卵料理をお好みでオーダーできる。
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一番乗りで、スクランブルエッグを作っていただく。美味しそう!
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バイキングにありがちな、てんこ盛りバージョン。一日歩きまわるから朝はしっかりいただくよ!
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出来立てのスクランブルエッグは、トロリとしてフワッフワ。ケチャップかけていただきまーす。ハフ。たかがスクランブルエッグ、されどスクランブルエッグ。なんて美味しいんだろう。焼きたてクロワッサンにオレンジマーマレード、カットフルーツ、コーヒーと、一とおりいただき、お腹いっぱい。部屋へ戻って犬島準備だ!
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モザイクな人に今日もご挨拶。行ってきます。
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宮之浦港 犬島行きフェリー乗り場

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海の駅の向かいにある、犬島行きのフェリー乗り場。


昨日から何度かお目にかかる、白人のご夫婦にまた遭遇した。彼らは何処へ行くのかな。
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犬島までの片道運賃は1800円。小一時間の船旅だ。
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午前中は空模様がパッとしないが、午後から晴れることに期待し、出発。
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フェリーの乗客は、フランス人、アメリカ人、台湾人と圧倒的に外国人が多い。直島は世界的に有名になってしまったんだねえ。
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景色があまり代わり映えしないせいか、乗ってるのに飽きてきた。早く着かないかな。
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豊島の家浦港に寄港。ここで殆どの人が降りてしまった。
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豊島を後に、更に進むこと15分。犬島のアレが見えてきた!!
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間もなく到着!!ワクワク!!
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犬島に到着。もうすっごい楽しみ。
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犬島

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先ずは、チケットセンターで精錬所美術館のチケットと帰りのフェリーチケットを購入しよう。


一緒に下船した人達を見送り、時間差を作ってからゆっくりと写真撮影に。
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地図上では、とっても小さな島なのに、やけに広く感じる。人間なんてちっぽけなんだと思った瞬間。
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遥か向こうに伺える、崩れた煙突に哀愁を感じながらジワジワと前進することにする。フフ。
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犬島へ着くと同時に青空に。暑くなってきたよ。
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犬島製錬所美術館

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プレートの錆加工がこれまた、いい味を出しています。
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うわあ!鉄柵の扉の向こうへ一歩足を踏み入れると、そこはカラミ煉瓦の迷宮だった。
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石の質は全く異なるのに、廃墟感からカルナック神殿を思い出した。
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犬島のアートも直島と同様に、島の景観を全く損なうことなく、自然と調和するよう建築されている。
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普段は、空を見上げても高層ビルの群しか見ることができないが、島の空は、私が生まれ育った新潟の、子供時代の空を思い出させた。あの頃は、何処までも続く、ずっと向こうの空まで見えた。
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聞こえるのは、波の音だけ。この空間に、自分一人しか居ないみたい。
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ヨーロッパの小路を彷彿する通路。どうでもいいのだが、足元をカサカサと、まるで見た目も動きもGのような動きで走り回るフナムシが多すぎる。虫嫌いな女性は悶絶死ものだろう。(写していないのでご安心を!)
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カッコイイなあ。来てよかったと、心の底から思える。
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精錬所カフェのあるギャラリーは、すぐ目の前。
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近寄って初めて人間の息吹を感じる建物が現れる。こちらには、おトイレ、精錬所カフェ、館内アートが備わり、外の散策後もゆっくりと楽しめるようになっている。
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少し離れると、目線がカラミ煉瓦の塀と重なり、建物が見えにくくなる。これも計算された設計なんだよね。
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日本に居る気がしない。(笑)
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ここは何の建物だったのだろう。この先にある、崩れた煙突の辺りはどんな様子なんだろう。もう奥へ行っちゃおうかな。そわそわ。
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自分を焦らすのもこれくらいにして、そろそろロストワールドへタイムスリップしよう。
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次回は、更に奥へ!犬島製錬所の跡地です!犬島カナリオススメです。

犬島製錬所美術館
岡山県岡山市東区犬島327−5
OPEN
10:00-16:30(最終入館16:00)、チケットセンター10:00-17:00
料金:2000円
TEL:086-947-1112
休館
3/1-11/30火曜日
12/1-2月末日火曜日から木曜日


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瀬戸内海のアート島 ベネッセハウス テラスレストラン 海の星 Etoile de la mer(直島)

本日オススメの逸品は、穏やかな瀬戸内海が一望できる海辺の『テラスレストラン 海の星 Etoile de la mer』です。
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旅行の楽しみである食事。これがハズレであった場合は、なんとも虚しいというか悲しいというか。特に、それなりの料金であれば、その金額に正比例して期待も右肩上がりになるものだ。4年前もディナーは『テラスレストラン 海の星 Etoile de la mer』でいただいた。申し訳ないが当時は大ハズレ。たまたま頼んだものがハズレだったのかも?と、思いたくてもそうは思えない、見た目から酷い彩り、貧相な盛り付け、お味も普通。素人レベルで料金に見合ったものではなかった。しかし、この4年の間に、日本やフランスで複数の店舗を経営する吉野建氏をアドバイザーとして招聘し、厨房スタッフも入替えがあった模様。ムムムこれは....今度こそ期待していいんじゃない?!


『テラスレストラン 海の星 Etoile de la mer』

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夏の頃の18:00。南向きの全面ガラス窓のお陰で、この時刻でもまだ明るい店内。


海を眺めながら、梅酒のお湯割りでホット一息。なんていい気分なんだろう。
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Terroir ~テロワール~ 7品 7500円

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アミューズは可愛らしいアンチョビの入ったクロワッサンとシュー生地にチーズを練りこんだグジェール。フム。美味しい。これは期待できそう。


二品目のアミューズは、ホワイトアスパラガススープ。淡泊な野菜のスープに甲殻類のエスプーマがプラスされ、コクがある。スープというよりプリンのような舌触り。オレンジピールが爽やか。
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コチラ、わたくし大絶賛のローズマリーのフォカッチャ。(左)
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あったかくて柔らかくてもっちもちで、メチャメチャ美味しい。小豆島産のオリーブオイルでいただくとこれまたパクパクいっちゃう。他のものが食べれなくなりそうなのを承知でお代わりをいただいたほど。


フォカッチャには、樹木のようなフレッシュな香りのポワブルロングを練り込んでいる。黒胡椒に似た風味だが、辛味はやや弱くほんのりと甘みがあるのが特徴。
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アナゴの燻製のアントレ。スライスした茄子のチップとともにバジルソースで。アナゴは鰻ほど脂がしつこくないところが胃に優しいよね。
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お皿の上の宝石を一粒ずつゆっくりと味わう。
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新玉ねぎのスープは、甘みが際立ち、とってもまろやか。美味しい。
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赤ピーマンのピューレとグリーンのお野菜で描かれたお皿のキャンバス。本日のポワゾンは、スズキのポアレ。皮が香ばしくパリパリ。適度な塩加減でフォカッチャとよく合うんだこれが。白身魚のお料理に欠かせない、白ワイン使ったヴァンプランソースは、フォカッチャで拭って全てキレイにいただきました。
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ふと、海に目をやったらなんか歩いてる。海の中をザブザブ歩いている。スタッフの方に伺ったところ、よくあそこを歩いていて、なんて鳥なのか名前は分からないそうだ。キミ誰。
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テーブルのキャンドルが灯された。
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まだ明るいが陽は落ちている。店内もリラックスできるオレンジ色の照明に包まれた。そろそろお腹も満足してきたかな。
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デセール一品目は、桃のコンポートブランマンジェ。口に運ぶとブランマンジェがトロっと溶け、フワッとアーモンドの香りが鼻を抜ける。最高。
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デセール二品目は、イチゴのスープ。これがまたイチゴ好きには堪らない。ブラマンジェのエスプーマと混ぜあわせていただく。一番上にちょこんと乗っているのは、胡椒入りのメレンゲ。甘さの中にちょっとピリっとしたアクセント。
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今回は、ディナーを楽しむことが出来てとっても満足。お腹も一杯になった。
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ようやく直島の夜が始まりだした。
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『テラスレストラン 海の星 Etoile de la mer』オススメです。


ベネッセアートサイト直島


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瀬戸内海のアート島 アートサイトなおしま(直島)『ベネッセハウス(パーク棟)』

本日オススメの逸品は、美術館とホテルの機能がコンパウンドした『ベネッセハウス(パーク棟)』と屋外アートの一部です。
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日本における、ホテルのチェックインは通常14:00または15:00。直島到着は11:30だった。荷物をホテルへ預けてから散策するつもりでホテルへ直行した。フロントで手続きを済ませると、スタッフの方から「ご用意ができておりますので、特別にお部屋へご案内できます」とのこと。なんとラッキーな。荷物を片付け、一休みしてから遊びに行ける。幸先の良い旅の滑り出しだ。

『ベネッセハウス(パーク棟)』

前回訪島時は、ミュージアム棟、オーバル棟にそれぞれ一泊ずつ宿泊した。そして今回がパーク棟。残すはビーチ棟で、そちらはまた数年後のお楽しみにとっておこう。
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「お久しぶり!」モザイクな人に挨拶をして客室へ向かう。
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向かって彼の右手に宿泊棟へ通じるドアがある。カードキーが無いと中へは入れない。宿泊棟からロビーへ出る際、ドアを開けると彼が居るので、存在を忘れていると開けた瞬間ギョッとする。


さてさて、どんなお部屋なのかな。ワクワク。
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一目で気に入った。二泊三日滞在する間の、私のお城だ。ダブルベッドに一人で伸び伸びと寝るんだ。
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アメニティの、ドリップした有機栽培珈琲を味わいながら景色を楽しむ。ハーシアワセ。なんて贅沢且つ、気分爽快なんだろう。一人旅の楽しさがジワジワと湧き上がってくる。
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ベネッセハウスは景観重視の建築だ。よって、隣室との隔たりも目線より低いもので構成されている。覗こうと思えば丸見えなのだが、そんな無粋なことをするビジターは居ない。
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そもそも、日中は皆さんお出かけ中。真っ昼間にお部屋でぼーっと、脳みそのしわを伸ばしているのは私くらいなものだろう。
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一休みをした後、周辺のお散歩へ。一度、ロビーへ出て階段を下る。
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こちらはラウンジ。
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客室にwi-fiは入っていないが、ラウンジのみwi-fiが入る。滞在中、遠い親戚の訃報連絡があり、ここで弔電のWEB申し込みをするハメになるとは、この時知る由もなかった。macも持ってきてたのが幸い。
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ウンターにある飲み物やお菓子は自由に利用して良い。
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今回の旅は、散策とベネッセハウスでのんびり過ごすことが目的。
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前回の訪島を回想しながら、ギャラリーを観て外へ向かう。
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この後は何処を散策しようか、考えているだけで楽しい。
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建物から外へ通じる扉を開けると、長い回廊へ出る。コンクリートと光の魔術師安藤氏らしい創りだ。
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外から来た場合は、この扉もカードキーで解錠しないと建物内へは入れない。


須田光悦氏の木彫の椿。碁会所の展示は白椿。あちらの方が私は好きかな。
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水面を思わせる、涼しげなアート。
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この空間、夜はまた違った印象なので、初めて行く方は昼だけでなく、是非夜にも来てみて欲しい。
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新聞を読む人。彼はお部屋からもよく見える。遠目では本物の人間に見えちゃう。
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穏やかな海。内海であるため、常に凪いでいて静かな波の音しかしない。
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体全体を撫でていく潮風がとても気持ちいい。
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草間
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彌生氏の
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黄かぼちゃ。
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今や直島の代名詞よね。


暗くなる前に一回、ミュージアム棟方面の屋外アートを観に行こうかな。
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屋外アートは、パーク棟よりも標高の高い場所にある。いい眺めだ。
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屋外アート

ジョーン・リッキー「三枚の正方形」
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風の抵抗で静かにゆっくりと動く。仕組みについては4年前の回で記述したので興味のあるかたはコチラを御覧ください!
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この階段自体の下には、ウォルター・デ・マリア「見えて/見えず 知って/知れず」が格納されている。屋外アートの中でも私のお気に入りであるのだが....
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ええっ?!なんと扉が施錠されている。ガラスの反射で中の展示物がよく見えない。どういうことなの。くすん。雨風の吹きさらしによる劣化防止なのかな。残念。展示物に興味のある方は「三枚の正方形」と同様、コチラを御覧ください!
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一度も使用されることのなかった桟橋。
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他の観光客と殆ど会うことがない。今は自分一人だけの直島。そういえば、東京のことなんて一度も思い出さなかった。
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大竹伸朗「シップヤード・ワークス 船尾と穴」
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何一つ変わっていない風景にほっとする。
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大竹伸朗「シップヤード・ワークス 切断された船首」
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ジェニファー・バートレットの「ボート」でも観に行こう。
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蔡國強「文化大混浴」の中を通って浜へ向かう。何が何処にあるかを知っていると、限りある時間が有効に使え、とても効率がいいと改めて思ったところ。
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思い出のキスチョコ島。実際、あの島はなんだろうね。柏島の一部かしら。スタッフの方に聞けばよかったな。
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ボートも変わらず同じ場所にある。
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遠目では綺麗に見えるが、木造アートが野ざらしのため、近くで見ると劣化は否めない。ペンキ塗りのメンテナンスくらいは手を加えているのかな。
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ずっと残っていて欲しいよね。
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そろそろ戻ろうかと思っていた矢先に、はいねこアンテナ発動。
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めちゃくちゃ警戒されている。こんなにあなた達を愛しているのになぜ。
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呼ぶ。
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向く。
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さっきよりは目つきが柔らかいかも?といい方に考える。


しかし、二度とコチラを向くことなく尻を向けて去っていった。
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今夜のディナーが気になり始めた。お部屋で一休みをしたら食事にしよう。
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アートサイト『直島』カ・ナ・リオススメです。次回はディナーをご紹介します!ベネッセアートサイト直島


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瀬戸内海のアート島 アートサイトなおしま『本村』エリアお散歩(直島)

本日オススメの逸品は、アートな海の島、なおしまの『本村』エリアお散歩です。
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初めて直島を訪れたのは、2009年7月。島全体、見る場所全て、どこもかしこも感動の連続で、またいつか来たいと思い続けていた。あれから4年。今回は一人旅にしよう、一人で緩やかな時間の中でのんびりしようと思った。この4年の間に新設されたアート施設はあるものの、大きく様変わりはしていない。前回鑑賞したアートはパスをして、島とホテルでぼーっとするのが目的だ。というのも、前回一泊ずつ宿泊したベネッセハウスミュージアム棟とオーバル棟は、とても素敵な宿泊施設だったのに、観光に忙しくホテルを十分に満喫できなかったのだ。もったいない。今回の宿泊はパーク棟。ホテルの中も思う存分満喫するつもりでやって来た。


JR宇野線宇野駅

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羽田から岡山空港へ降り立ち、JR岡山駅へ。岡山駅からJR宇野線を使い、終点の宇野駅に到着。


宇野駅の向かいの宇野港。ここでフェリーに乗るのだ。
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直島へ向かって出港ー。
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ちょっとお天気悪い。でも私は晴れ女なので島へ着けばきっと晴れるだろう。
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ロボットに見えたのでパチリ。カワイイな。
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お、少し青空が出てきたかな。
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キスチョコ島が見えてきた。前回来た時に私が勝手に命名した。
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宇野港から直島の宮之浦港までの乗船時間は約20分。一時間に約一本の間隔で直島と本州を行き来している。
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フフ。ワクワクしてきた。
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海の駅なおしま。わーん久しぶりー。
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接岸した。草間彌生の赤南瓜が変わらぬ姿でお出迎え。
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船首の扉が開くのを、車両甲板で今か今かと待っている。早く!なんか焦る!
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宮之浦港 海の駅なおしま

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着いたー!!直島に到着。ただいま直島!


本村エリア 家プロジェクト

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荷物はをベネッセハウスへ置いてきて早速お散歩開始。再訪ということで、勝手知ったるなんとやら。前回鑑賞済みの「家プロジェクト」はパスをして、お散歩をしながら大好物のねこ探しをすることにした。


この建物は、「植田たばこ店」。だったという方が正しいのか。カフェでもあるのだが、閉まっていた。喉が渇いているし、お茶したいなあ。
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小路を挟んでお隣は、須田悦弘氏の家プロジェクト「碁会所」。本物と見まごうばかりの木彫の「椿」が展示されている。
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前回来訪時のブログにも掲載した屋号。今世代の若い子は屋号の存在も、かつて存在した意味も分からないかもしれないね。
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現在でも、田舎へ行くとまだ屋号で呼ばれているお宅はある。屋号はその家とそこに住む人々を総称した「あだ名」と思ってもらうとイメージがつきやすいかな。
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茶寮おおみやけ

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この4年の間に、直島にはたくさんのカフェやご飯屋さんができた。前は本当に数えるほどしかなかった。それだけ来訪する人が増加したということなのだろう。こちらの「茶寮おおみやけ」は前回来た時もあった。パッと見、少し敷居が高く、入りにくそうな印象があって敬遠したのだが、今回は思い切ってお邪魔してみることにした。


おずおずと中を伺うように入ると....あらまあ!ステキ!!
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チョットチョットなにこれ!
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こちら、文化庁登録有形文化財の宿泊施設でカフェを併設している。屋号の「おおみやけ」は三宅姓の最高位にある家柄を尊称して、人々が大をつけて呼ぶようになったそうだ。
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なんと落ち着く店内でしょう。
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冷たい冷たいアイスオレ。ふう。
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先客のおじいさん二人組が帰り、お客は私だけになった。厨房にいるオーナーさんと思われる女性は、私世代の年齢に見える。話しかけてみた。聞けばなんとご出身は東京。こちらにお嫁に来たのだそうだ。
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ご主人がフランス語に堪能で、ヨーロッパ向けに直島を発信していることから、「おおみやけ」はフランス人の宿泊客が圧倒的に多い、そんなお話で大いに盛り上がる。
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日本人の私でも、いざ古民家に宿泊となると躊躇するのだが、外国人は純日本風をこよなく愛する。リピーターがとても多いのだそうだ。カフェを出て、右手奥にも戸建ての宿泊施設があると言う。ちょっと覗いてみようかな。
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こちらの施設には、毎年フランス人家族が長期滞在をするんですって。
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コンドミニアムタイプなので、自分達で食料を調達して自炊をするワケだが、時にはフライパンを貸してくれだとか、胡椒を分けてくれと言ってくるらしい。
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一家は、直島へ来て特に何をするでもなく、日がなのんびり釣りをしたり、ぼーっと海を眺めたりして過ごすそうだ。
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これぞ「正しいバカンスの過ごし方」を聞いた気がした。
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奥様と沢山お話をして、随分長居をしてしまった。一人旅の初日は、こんなおまけ話に遭遇できた。いやもう、楽しすぎる。
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古い町並みを再現する、焼杉板のお家達。初めて島を訪れる方は、是非家プロジェクトのエリアへ足を運んでみては如何でしょう。


どこかにねこ居ないかな。ぎろぎろ。
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フフ。いいもの発見。この季節きっと居ると思っていた。
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ツバメのヒナ。頭の産毛がファサファサ。とってもカワイイ。
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極楽寺

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本尊は、阿弥陀如来。1384~1386に来島した増吽僧正が海中より引き上げた像を安置している。


直島には、規模は小さいながらも沢山の神社仏閣がある。
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私は、綺麗に整備された神社より、近所のおばあちゃんが手入れをしているような、名も知れない小さな神社が好きだ。
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ここにも神様が居るんだよ。
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家プロジェクト「ANDO MUSEUM」

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2013年、極楽寺の向かいに新設された「ANDO MUSEUM」。当然、前回はなかったものなので入ってみる。


これまでに安藤氏が出掛けた建築要素がみっちり詰まったミュージアムだ。とても小さなミュージアムなので一瞬にして観終わってしまうが、建築好きは必見かも?
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家プロジェクト「南寺」

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家プロジェクトの中で一番好きだった場所。


闇と光のバックサイド・オブ・ザ・ムーン。まあ、なんか色々思い出しちゃうよね。
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実はワタクシ、下水の蓋好き。行く先々でご当地蓋を見つけるのが好きなのです。
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はいきた!ねこアンテナ発動。「チチチ」呼ぶと振り向く。
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呼ぶ。
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振り向く。オバカ笑。
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眠すぎて呼んでも向かない。ねこ最高。
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焼杉板の家屋に映えるのれん。加納容子氏のプロジェクト「のれん路地」風情あるね。島のあちこちでステキなのれんに目が引かれることでしょう。
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ぼくぎざえもん。
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本村港方面に来た。
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こちら側には、ひとつだけ「家プロジェクト」がある。
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家プロジェクト「石橋」

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製塩業で栄えた石橋家に、千住博氏の作品が展示されている。


かじさん。船の舵か、鍛冶屋の鍛冶か。それとも全く別な意味なのか。
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この人の居なさ加減が小さな島の醍醐味よね。これでもシーズン中は観光客でごった返し、カフェも家プロジェクトも四時間待ちザラなんだから。TDLか。
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本村港に出た。
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瀬戸内海なので、海は波一つたたないほど凪いでいる。
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この小さな漁船は何を捕る船なのかな。
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HONMURA LOUNGE&ARCHIVE

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直島の情報発信地。島の総合案内所だ。


おトイレを拝借し、無料の水をがぶ飲みし、ソファで休憩。ちょっとしたお土産も販売しています。
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あー面白かった。やっぱ直島最高だわ。初日から大満足。
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家プロジェクトは他にもまだまだあります。よろしければ2010年(写真は2009年)に当ブログにアップした直島カテゴリもご覧ください!アートサイト『直島』カ・ナ・リオススメです。沢山写真を撮ったのでしばらく直島レポート続きますヨ。


ベネッセアートサイト直島


茶寮おおみやけ
香川県香川郡直島町855
TEL:087-892-2328
OPEN
11:00~16:00
定休日
月曜+不定休


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和洋のコラボ。浄妙寺境内の高台に佇む築90年の洋館『KAMAKURA石窯ガーデンテラス』

本日オススメの逸品は、お寺の境内に洋館レストラン?浄妙寺境内の高台に佇む築90年の洋館『KAMAKURA石窯ガーデンテラス』です。
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前から気になっていた『KAMAKURA石窯ガーデンテラス』。石窯で焼くパンを提供するカフェ&レストランが、なんとお寺の境内にある。友人と相談の結果、一度行ってみる価値アリとなった。お寺と洋館...どんな取り合わせなのか見当もつかないが、パンが美味しいとのこと。鎌倉散策の相談はいつしか食事の相談に終始する。散策もモチロン楽しみだけど、鎌倉といえば素敵なランチやスィーツ巡り。行ってみたいお店がたくさんあって、ついつい何度も訪れてしまうのよねえ。皆さんもそうでしょう?


『KAMAKURA石窯ガーデンテラス』

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鎌倉駅からバスに揺られ、浄妙寺バス停で下車。もう何度となく訪れている場所。ここから初めての浄妙寺へ向かうこと徒歩5分。入り口で拝観料の100円を支払い進むと、お目当ての目印が見つかった。


視界が開けた。石窯で使う薪を切っている。すごい量だ。
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お店は、この奥かな。
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左手の建物が『石窯ガーデンテラス』。築90年の洋館を改装して完成したレストランだ。庭園内にはドリンクスタンドが併設されており、混雑時はここでお茶をしながら待つことも可能。食事に来て、待つためにお茶をするのもなんだかなあって気もするが。
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白い紫陽花が咲いていた。かわいい。
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日本人にとても馴染みの深い野草である桔梗。これ秋の七草の一つなんだよね。雨上がりの雫が涼しげ。
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なんだか妙に人が多いと思っていたら、待っているお客さんの会話が聞こえた。テレビ番組でこちらが紹介されたらしい。普段は開店前に待つことはないそうだ。テレビの力ってすごいね。お茶だけなら10:00からお店へ入れる。お食事は11:00からのご案内。
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名前を書いて待っている間、何を食べようかメニュとにらめっこ。どれも鎌倉野菜をふんだんに使っており、美味しそう。鎌倉野菜のビーフカレーも捨てがたいぞ。
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11:00をまわり、店内へ。迷わずテラス席だ。
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あらかわいいお庭。見渡す限りの緑。空気は、草花の呼気でしっとりとしている。肌を滑るようにそよぐ風も気持ちいい。
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避暑地へ来たお嬢様気分を軽く味わえる空間。店内と違い、声の反響もないので、満席になっても賑やかな感じはない。とても落ち着く。
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ん?あれはパンかな?スコーンかな?
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本日のお魚料理 2750円

待望のランチ。本日のスープは白インゲン豆。とろりとクリーミィーなスープは、ペコペコのお腹にタマラナイ。
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石窯で焼かれたパン三種。うん....普通だわ。
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カニと白身魚のポアレ。ホワイトソースを絡めていただく。どのお料理にも鎌倉野菜を使用しているぞ。
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心地よい風に吹かれながらのランチは格別。雰囲気も美味しさの一つといったところかな。
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目前のお花の周りでは、ミツバチがせわしなく飛び交い、蜜を収穫中。カワイイ。
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ここはお花が沢山咲く、5月頃がいいのかな。夏は、どちらかというと緑を楽しむイメージだ。
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散策路のみ歩行可であるが、庭園に入ることもできる。敷地内は、日本で10年以上、ヨーロピアンガーデンデザイナーとしてキャリアを持つニコラス・レナハンがデザインをてがけている。『石窯ガーデンテラス』では、彼のガーデンレクチャーも行っている。
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たかがカフェオレ、されどカフェオレ。場所が味を際立たせるのか、殊の外美味しく感じるのよね。んー満足。今回はお腹で満足というよりも、目で満足かな。
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お手洗いから戻って来たら、お連れ様が私のカメラで激写中。「ねえねえ!超いい写真とれたって!」あらアナタ、私が撮ったのよりイイじゃない....。くっ。
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浄妙寺境内

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鎌倉五山の一つであり、源頼朝の重鎮・足利尊兼が1188年に創建した稲荷山浄妙寺では、枯山水のお庭を眺めながら、お茶を喫することができる。


400年以上前に建てられた茶堂で、お茶など一服如何でしょうか。
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あ!!モモちゃん発見。彼女は『石窯ガーデンテラス』を縄張りにしている看板娘。お店に貼ってある写真には「どこかにいるから探してね」と書かれていた。浄妙寺で死んだように寝ている。人馴れしており、どんなに揺すっても、いじくり回しても決して目を開けることなく爆睡していた。素敵。
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竹寺 報国寺

金沢街道を挟んで浄妙寺の向かいにある報国寺へ。
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当ブログで鎌倉カテゴリを何度かご覧になった方は、「え?またここ?」とお思いでしょう。しつこいようですがお許しを。


しかし、何度訪れても飽きることのない報国寺。創建は1334年と古く、永享の乱足利持氏の長子が自刃した悲劇の寺だ。
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本尊は釈迦如来。詳しくお勉強しなくてもいい。ほんの少しだけでもお寺の由来を知っていると、これまた違った目線で鑑賞できる。
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耳を澄ませば、風でしなる笹枝が、遥か頭上でざわざわと囁いている。父親の持氏が永安寺で自刃した時、長子の義久は何を思い、ここで自刃したのだろう。
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ふと遠くを見つめると、生い茂る青竹の陰に、本堂へ向かう白装束の若者がぼんやりと目に浮かぶようだ。
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ミシュランの三ツ星に選ばれたことから、外国人にも人気のスポットとなり、静かに瞑想に耽ることはなかなか叶わなくなったが、雨の日の夕方なんかは瞑想タイムによいかもしれない。
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枯山水の庭園も相変わらず綺麗に整備されている。きっと、その姿は700年前と同じなのだろう。淀んだ心が浄化された。
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MIKADOO珈琲

報国寺から裏道の田楽辻子を通り、鶴っ八を抜け、小町通りへ。もう猛烈に喉が乾いた。苦みばしった美味しいアイス珈琲のモカフロート。シアワセ〜。
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モカフロートをぱくつきながら見上げたら、天辺になんかいる。
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ト、トンビや...。皆様、食べ物を奪われないようお気をつけて。
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ド定番の鎌倉散策ですが一年を通してオススメです。


KAMAKURA石窯ガーデンテラス
神奈川県鎌倉市浄明寺3-8-50(浄妙寺境内) ※ 別途、浄妙寺拝観料(100円)が必要
OPEN
10:00~17:00
お飲物:10:00~11:00/14:30~16:30L.O
お食事:11:00~16:00L.O
TEL:0467-22-8851
アクセス
鎌倉駅東口5番線のバスで「浄明寺」バス停下車、徒歩約5分の浄妙寺へ。浄妙寺山門より中へ入り、徒歩約3分。


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今頃ですが、2013年『長谷・極楽寺の紫陽花』たち(鎌倉)

本日オススメの逸品は、今頃ですが毎年恒例『鎌倉の紫陽花』たちです。

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2013年紫陽花の開花宣言は、例年より若干早めの6月初旬。週末は用があったり、都合のつく日は雨だったりと、いつの間にか月末が迫り「今年は行けないかもなあ」と思っていた。そんな矢先「紫陽花見に行きたい。まだ行ってないなら行こうよ!」と友人からお誘いがきた。開花が早かった分、月末ではもう枯れてしまっているかもしれないが、この時期にお誘いがきたのは何かの啓示。それまで、行こうかどうしようかモジモジしていたが、このタイミングで誘ってくれて感謝。気分はすっかり鎌倉。「うん!行こう!」ダメ元で6月4週の土曜に行ってきた。


紫陽花が名所の成就寺@極楽寺

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神奈川県民の友人と極楽寺駅で待ち合わせ。彼女のここまでの所要時間が、23区内から遥々来る私と変わらないことを知りウケる。


極楽寺駅前のお宅の紫陽花がまさに満開。これは先々に期待。
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京を結ぶ重要な街道であった、鎌倉七切通しの一つ、極楽寺坂の切り通し。この先右手に紫陽花の『成就寺』がある。
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西結界からお邪魔します。
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お約束の由比ヶ浜。梅雨時にも係わらず、湿気もなくお天気に恵まれた。
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おおー!!まだ全然大丈夫じゃない。来てよかった。
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いっぱい咲いている。
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『普明山法立寺成就院』は、鎌倉幕府第三代の執権北条泰時が建立したお寺。
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小さなお寺であるが、切り通しから階段で登る本堂までの、参道両脇にびっしりと咲く紫陽花で有名だ。
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真っ白な紫陽花が、これから来る夏を感じさせてくれる。
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前日が雨だったので、この日に予定を立てた人が少なかったのか異例の空き具合。去年来た時は湿気は凄いは、人の数は多いはで大変だった。良い感じで沢山写真が撮れた。
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ちょー満足。このあと行く『長谷寺』にも期待が膨らむ。ハイ、次イコ次。
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紫陽花が名所の長谷寺@長谷

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長谷駅前に到着。江ノ電に乗らなくても『成就寺』から道なりに切り通しを下っていけば7分くらい。お散歩がてら徒歩での移動をオススメする。途中に『力餅家』あるしね。


はい、着きました。
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わあ、こっちも空いてる。混雑の激しい時は、入山チケットを買うのも一時間待ち当たり前なので拍子抜けな気分。
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いつもの三人組にご挨拶。今年も来ましたよ。
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良かった、長谷寺もまだ咲いている。
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もしかして一番イイ時に来れたのかな。咲きっぷり悪くないわよ。
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これから咲こうとしているお花も見受けられる。
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剪定をしている庭師の方が「来月には全部花を落としてしまいます」と話していた。そっかあ、落としちゃうんだ。咲こうとしている子もいるのに、ちょっと可哀想。
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でも落とすのも分かるわ。これだけの数、枯れ始めたら物凄く汚らしい景観だと思うもの。無駄に成育することになるし、シーズンが終わったらメンテナンスよね。
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眺望散策路の周辺には、40種類以上約2500株の紫陽花が群生。訪れる者の目を楽しませてくれる。
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真ん中の子ー、急いでー。
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定番の紫や水色の紫陽花ももちろん好きだが、
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私は白い紫陽花が好き。青い空と入道雲をバックに真っ白なワンピースを着た女の子のイメージ。
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初めて名前を知ったアガパンサス。南アフリカ原産のお花。和名は紫君子蘭と言うのね。
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いっぱい咲いてるなー。
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ガクアジサイ。何度も見てきた紫陽花だが、中心部は咲かずに、周辺部のみ開花する種類であると、今年初めて知った。開花途中だと思っていた。
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雑誌やテレビでよく紹介されているアングルその1。人が少ないので撮りやすかった。
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青竹も清々しくて好き。お寺と青竹と紫陽花。日本人に生まれて良かった。
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雑誌やテレビでよく紹介されているアングルその2。こっちのアングルの方が素敵かな。
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ギリギリセーフで間に合って良かった。紫陽花シーズンの長谷寺本当にオススメです。
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長谷寺
神奈川県鎌倉市長谷 3-11-2
OPEN
3~9月 8:00-17:00(閉山17:30)
10~2月 8:00-16:30(閉山17:00)
一般入山大人300円
アクセス
JR横須賀線→鎌倉駅下車→バス10分
JR横須賀線→鎌倉駅→江ノ電長谷駅より徒歩5分
小田急線→藤沢駅下車→江ノ電長谷駅より徒歩5分


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アンティークな調度品がカワイイ『函館市旧イギリス領事館』でアフタヌーンティー(函館)

本日オススメの逸品は、アンティークな調度品に囲まれて優雅な一時が過ごせる『函館市旧イギリス領事館』です。


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アフタヌーンティー」なんて優雅な響き。短く刈り取った、青い芝がびっしりと敷き詰められた広い庭園。赤いバラのアーチに迷路のような花壇の小道。白い小さなベンチに涼し気な東屋。小鳥のさえずり。花に舞う蝶。そんな庭園が見渡せるテラスで香り高いイギリス紅茶を飲みながら、手作りジャムを添えたスコーンをいただく.....女性ならそんな妄想、一度はやっちゃいますよねっ。この日の私の脳内はまさにこれ。男性には、到底理解し得ないだろう妄想でパンパンになった頭でやって来た『函館市旧イギリス領事館』。シティホテルのアフタヌーンティーじゃ興醒めだけど、アンティークに囲まれたらそこはもう、1900年初頭へタイムスリップ。古のブリティッシュな雰囲気を味わいながら、気分はロイヤルファミリーしてきました。


函館市旧イギリス領事館

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場所は路面電車の末広町電停から歩いて5分。坂の上なので歩いてくるとちょい疲れるかも。


イギリスといえばバラ。門扉からブリティッシュ。期待高まる。
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建立から数回の火災にあったのち、この場所に再建された。現在の建物は、1913年イギリス政府工務省上海工事局の設計によって竣工され、1934年に閉鎖されるまで領事館として使用されていた。
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1992年8月に函館市旧イギリス領事館(開港記念館)オープン、2009年3月にリニューアルオープン。一般開放されたのはそんなに大昔のことじゃないんだね。入館料300円を支払うことで建物の中が見学できる。ティールームの利用のみの場合は、受付でその旨を告げ奥へ。
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中へ入ると早速アンティークな応接間がお出迎え。
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ほんと女性ならではの空間。ここでアフタヌーンティーを楽しみながら読書なんてお洒落よねえ。
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自分の国に帰ればこんなモンは沢山あるので観光する必要は無いのだろう。白人観光客は一人も居ない。この雰囲気に憧れるのはアジア系のコンプレックスなのかな。思い起こせば、北海道の観光客ってアジア人しかいないもんね。アメリカもヨーロッパも牧場なんて佃煮にするほど沢山あるし。
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コレコレ。これを楽しみに来たのよ。皆こぞって同じ物をオーダーしているアレ。
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ティールーム ヴィクトリアンローズ アフタヌーンティーセット 1,260円

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わあ!カワイイ!サンドイッチ・ミニケーキ2品・スコーン・クッキーのセット。


紅茶は、英国ブレンドポットサービス。プラス200円でコーヒーに変更もできるけど、アフタヌーンティーなんだから、ここは是非是非紅茶で。
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こんな空間で一度やってみたかったのよねえ。アフタヌーンティーセットのお味は何処にでもある、至って普通のスィーツ達。空間と雰囲気を楽しむアイテムの一つと思っていただければ。
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ただのスコーンもここで食べれば、脳内でいくらでも変換可能。
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お茶と館内に大満足したので、気になっていた窓の外、裏庭へ出てみた。
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遅咲きのバラがまだ少し残っていた。シーズン中は、至る所にバラが咲きこぼれているのだろう。
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なかなか素敵な空間ですよ。人が少ないせいかな。時の流れが緩やかに感じる。
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領事館の裏は函館山。夜景でなくてもいい方は、このあと函館山へ行ってロープウェイに乗るのもよいかも。
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とっても素敵な場所だった。
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そろそろ次へ向かおうかという時、お連れ様に恐る恐る言ってみた。「ネ、ネエ、実はさ...あのアフタヌーンティー、全くお腹満たされてないんだけどっ。ガッツリしたものが食べたいっ!」「エ?!実は私も!肉食べたい肉!アレじゃランチになりゃしないっっ!」あまりにもカワイイ量でランチ代わりにはなりません。午後の一休みにご利用ください。
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『旧イギリス領事館』オススメです。


函館市旧イギリス領事館
函館市元町33-14
TEL:0138-27-8159
OPEN
9:00~19:00(4/1~10/31)
9:00~17:00(11/1~3/31)
無休
展示室入場料:300円
アクセス
JR函館駅から歩いて約20分
JR函館駅から車で約8分(駐車場は周辺に沢山あります)
函館空港から車で約25分
末広町電停から歩いて約5分



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