カメレコ!~カメ女を目指して奮闘中の働く女性がレコメンドする本日の逸品~

旅行や美味しい物を食べること、そしてカメラが大好きな私が出逢ったお気に入りをドンドン掲載していきます!よければ眺めてみてくださいね!

廃墟感を演出したアート島 犬島製錬所美術館 犬島上陸編(犬島)

本日オススメの逸品は、訪れる者を魅了する、近代化産業遺産が良好な形で残された『犬島製錬所美術館』犬島上陸編です。
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今回の直島旅行の目玉である、『犬島製錬所美術館』。ここへ行くのをとても楽しみにしていた。何が楽しみって、プチ廃墟感を味わうことができるのだ。島の景観を損なわない創りの美術館、人工的な加工が施されているが、かつての大規模な銅製錬所を彷彿とさせる、多くの遺構を再利用したアートの数々。これらがとても素晴らしい出来栄えなのだ。1909年に建設されたものの銅の大暴落により、僅か10年で幕を閉じた犬島精錬所。銅の製錬過程で発生する、鉱滓からなるカラミ煉瓦造りの工場跡や煙突が遠い西の異国を思わせ、この場にたった一人で佇んでいると、日本ではない気がしてくるのだ。

ベネッセハウス テラスレストランのブレックファースト

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犬島へ向かうフェリーは9:20発だが、バタバタしたくないので、テラスでの朝食を7:30に予約した。


波の音しかしない直島の朝。都会の喧騒はすっかり忘却の彼方だ。
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新たな朝食の演出が!こんなの前に来た時はなかった!三種類の卵料理をお好みでオーダーできる。
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一番乗りで、スクランブルエッグを作っていただく。美味しそう!
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バイキングにありがちな、てんこ盛りバージョン。一日歩きまわるから朝はしっかりいただくよ!
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出来立てのスクランブルエッグは、トロリとしてフワッフワ。ケチャップかけていただきまーす。ハフ。たかがスクランブルエッグ、されどスクランブルエッグ。なんて美味しいんだろう。焼きたてクロワッサンにオレンジマーマレード、カットフルーツ、コーヒーと、一とおりいただき、お腹いっぱい。部屋へ戻って犬島準備だ!
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モザイクな人に今日もご挨拶。行ってきます。
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宮之浦港 犬島行きフェリー乗り場

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海の駅の向かいにある、犬島行きのフェリー乗り場。


昨日から何度かお目にかかる、白人のご夫婦にまた遭遇した。彼らは何処へ行くのかな。
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犬島までの片道運賃は1800円。小一時間の船旅だ。
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午前中は空模様がパッとしないが、午後から晴れることに期待し、出発。
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フェリーの乗客は、フランス人、アメリカ人、台湾人と圧倒的に外国人が多い。直島は世界的に有名になってしまったんだねえ。
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景色があまり代わり映えしないせいか、乗ってるのに飽きてきた。早く着かないかな。
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豊島の家浦港に寄港。ここで殆どの人が降りてしまった。
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豊島を後に、更に進むこと15分。犬島のアレが見えてきた!!
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間もなく到着!!ワクワク!!
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犬島に到着。もうすっごい楽しみ。
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犬島

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先ずは、チケットセンターで精錬所美術館のチケットと帰りのフェリーチケットを購入しよう。


一緒に下船した人達を見送り、時間差を作ってからゆっくりと写真撮影に。
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地図上では、とっても小さな島なのに、やけに広く感じる。人間なんてちっぽけなんだと思った瞬間。
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遥か向こうに伺える、崩れた煙突に哀愁を感じながらジワジワと前進することにする。フフ。
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犬島へ着くと同時に青空に。暑くなってきたよ。
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犬島製錬所美術館

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プレートの錆加工がこれまた、いい味を出しています。
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うわあ!鉄柵の扉の向こうへ一歩足を踏み入れると、そこはカラミ煉瓦の迷宮だった。
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石の質は全く異なるのに、廃墟感からカルナック神殿を思い出した。
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犬島のアートも直島と同様に、島の景観を全く損なうことなく、自然と調和するよう建築されている。
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普段は、空を見上げても高層ビルの群しか見ることができないが、島の空は、私が生まれ育った新潟の、子供時代の空を思い出させた。あの頃は、何処までも続く、ずっと向こうの空まで見えた。
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聞こえるのは、波の音だけ。この空間に、自分一人しか居ないみたい。
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ヨーロッパの小路を彷彿する通路。どうでもいいのだが、足元をカサカサと、まるで見た目も動きもGのような動きで走り回るフナムシが多すぎる。虫嫌いな女性は悶絶死ものだろう。(写していないのでご安心を!)
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カッコイイなあ。来てよかったと、心の底から思える。
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精錬所カフェのあるギャラリーは、すぐ目の前。
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近寄って初めて人間の息吹を感じる建物が現れる。こちらには、おトイレ、精錬所カフェ、館内アートが備わり、外の散策後もゆっくりと楽しめるようになっている。
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少し離れると、目線がカラミ煉瓦の塀と重なり、建物が見えにくくなる。これも計算された設計なんだよね。
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日本に居る気がしない。(笑)
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ここは何の建物だったのだろう。この先にある、崩れた煙突の辺りはどんな様子なんだろう。もう奥へ行っちゃおうかな。そわそわ。
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自分を焦らすのもこれくらいにして、そろそろロストワールドへタイムスリップしよう。
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次回は、更に奥へ!犬島製錬所の跡地です!犬島カナリオススメです。

犬島製錬所美術館
岡山県岡山市東区犬島327−5
OPEN
10:00-16:30(最終入館16:00)、チケットセンター10:00-17:00
料金:2000円
TEL:086-947-1112
休館
3/1-11/30火曜日
12/1-2月末日火曜日から木曜日


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