カメレコ!~カメ女を目指して奮闘中の働く女性がレコメンドする本日の逸品~

旅行や美味しい物を食べること、そしてカメラが大好きな私が出逢ったお気に入りをドンドン掲載していきます!よければ眺めてみてくださいね!

ハイクオリティ!ハイコスパ!カジュアルフレンチの秘密兵器『Les mariages de GAKU(レ・マリアージュ・ドゥ・ガク)』(恵比寿)

本日オススメの逸品は、ハイクオリティ!ハイコスパ!カジュアルフレンチの秘密兵器『Les mariages de GAKU(レ・マリアージュ・ドゥ・ガク)』です。


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とうとうワタクシ史上最強のカジュアルフレンチに出会ってしまった。今まで行ったフレンチのお店全てが霞んでしまうほどの感動と感激を私に与えてくれた『GAKU』。場所は、JR恵比寿駅から徒歩3分程の好アクセス。席数は14席とこじんまりしているが、常に予約でいっぱいだ。このお店「予約が入っていない」などということはまずない。シェフ渾身の一皿一皿を味わって「なるほどこれはすぐ埋まる分けだ」と納得した。全てにおいて美味しいのだ。そして美味しいだけではない。驚きはディナーコースのお値段なんと5250円!嬉しい誤算とはこのことを言うのか。


Les mariages de GAKU

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エントランスは一間ほどの間口。初めての訪問時にお喋りしながら歩いていたら、通りすぎてしまいそうなほど小さなお店のGAKU。
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この手のお店、さすがに女子率が高い。既に数組の女性グループがお楽しみ中。私達もグラスワインで乾杯。
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なんとも可愛らしい油絵が飾られている。なんの気になしに眺めていたが...。
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ディナーコース 5250円

本日のアミューズ フォアグラのブリュレ
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直訳すると「焦がしたプティング」であるが、そこはフォアグラ仕立て。カスタードとフォアグラのコクのある舌触りに加え、バーナーで焦がしたカラメルのほろ苦い甘さが絶妙なバランス。喉を通る瞬間、微かにフォアグラの味と香りがする。このアミューズで以降のクオリティに期待が高まった。マイクロトマトがカワイイアクセント。


わたくし鬼門のパン。パンが美味しいお店は要注意。小振りだからと調子に乗って食べているとパンでお腹が一杯になるのだ。
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アントレ
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豪華なアントレに歓喜する我々。人参のムースの上には、ホタテのスモーク。生食でいける水茄子と一緒にいただくとこれまた美味しい。長崎のファーストトマトのお味が濃いこと。フルーツのような甘さだ。蛍烏賊はぷりっぷり。


青唐辛子のような風体のコレ、大根の赤ちゃんなんですって。この状態なのはほんの数日。今しか食べられないものを今すぐ提供する。まさに料理人オブ料理人とは、こちらのシェフを言うのでは。食べるとなるほど大根の味がする。でもちっとも辛くない。
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アントレで一際我々を唸らせたのが、北海道で捕れたマスのスモーク。塩の加減が本当に上手い。人間の身体が欲する調度良い塩加減なのだ。燻された香りを楽しみつつ、フランボワーズのシャボンの甘酸っぱさと微かな塩気を堪能。レア加減もプロのなせる技。皮はパリッパリでとっても美味しい。
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お楽しみの一品、アントレ第二弾
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フレンチどころか、お料理全般に余り使われない色。真っ黒に焼いた石かと思った。見た目で「海苔?」と思ったが、答えは、ビールで溶いた衣に竹炭を混ぜたもの。ほほーこれはまた斬新なアイディア。


ナイフを落とすとフライされた薄めの衣はやや固め。サクッパリッとした感覚が手に伝わる。中身は夏の味覚であるハモ。骨切りと小骨の処理は完璧。柔らかくふっくらしたハモで、シャキシャキのヤングコーンをくるっと巻いたこのお料理こそ、ヌーベルキュイジーヌと呼ぶに相応しい。おソースは甲殻類の出汁が効いたクリームソース。淡白なハモと甲殻類のコクがピッタリ。
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ここまでで私の満足度はかなり高い。ボリュームもお味もビジュアルもハイスコアを叩きだした。
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雰囲気がツカジ似のシェフ。とっても優しそうで心の底からフレンチを愛し、自分の仕事に誇りを持っているんだなって、お料理を通して伝わってくる。
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美味しさと満足感が胃を6割占めた頃、本日のメインで使用するナイフのカラーの選択を迫られる。
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ふと、壁の絵を見て今頃気づいた。ああ、あの絵はこのお店、シェフ、スタッフを描いたものだったのか。
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「美味しく焼けたよー」シェフスペシャリテ、ヴィヤンドの登場だ。
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イベリコ豚
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とても豚肉とは思えないほど、鮮やかな色。肉質はとても柔らか。そして甘みがある。美味しい。豚肉にホワイトソースの取り合わせは余り馴染みがないが、お裾分けを食べてみると合うことが判明。GAKUのシェフだからこその技かも。友人曰く「目をつぶって食べたら多分なんのお肉かわからないワ」普段食べつけない、良い物を食べた時の有り難いお言葉を拝聴。


黒毛和牛(イチボ)(+500円)
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おしり上部のお肉。そのうちの、下側のやわらかい部位をイチボと呼ぶ。こちらもお裾分けで味見。んまー、和牛もいいね。なんて柔らかいのでしょう。噛むほどに和牛独特の風味が増してくる逸品。素晴らしい。


骨付き仔羊
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私は仔羊党。とてもよい香りがする。お肉は柔らかくしっとりと味が染みており、仔羊特有の甘みが口いっぱいに広がる。骨付きとうたっているが、骨はちゃんと切り離されており、添えられているだけ。シェフの心遣いを感じた。ソースは、フレッシュトマトとバジルソース。付け合せはマコモ茸、インカのめざめ、サラダ三つ葉、蕎麦の芽。とりわけ、にっちりした歯ざわりのインカのめざめが美味しかった。


最後の一品GAKU作ヌードル
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「私、麺類大好きなんです」シェフのこの一言に思わず皆笑顔。我々も麺類大好きだ。アサツキを練りこんだグリーンの生麺は、手打ち特有のもっちり感。とっても美味。


つけダレと言っていいのか迷うが、クラムチャウダースープ。このスープに麺をつけていただく。
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うわ。なにこれめちゃくちゃ合うわ。さっきのお肉でほぼ満腹になっていたのに、ツルツルと喉を通っていく。麺もスープも綺麗にいただいた。
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全員満腹過ぎて苦しいのだが、デセールもしっかり選ぶ。面白いことにヴィヤンドもデセールも被らなかったのよね。
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パインとココナッツのマリアージュ
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フランス語で「結婚」の意。お料理界では取り合わせの良いこと、互いを引き立たせ合うことを指す。その名の通りパインの酸味のさっぱりさと、ココナッツの優しい甘みが相まってとても美味しい。これにしても良かったかも。


パッションフルーツのクリームブリュレ
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こっちも適度な甘さと量で、かなり美味しい。満腹を訴えていた友人もペロリ。美味しいものって入っちゃうのよね。


丸ごとリンゴのプリン
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私はプリンをチョイス。小振りのリンゴを繰り抜き、器に仕立てたその中は、トロットロのプリン。表面を軽くカラメリゼしてあり、甘さ、ほろ苦さ、酸味、クール感のバランスは神業だ。


ハイコスパ、ハイクオリティ、ハイビジュアル。GAKUこそ、何度も訪れたくなるカジュアルフレンチの最高峰といっても過言ではないほど、私の中で堂々の一位となった。
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『Les mariages de GAKU』カナリオススメです。


Les mariages de GAKU(レ・マリアージュ・ドゥ・ガク)

東京都渋谷区恵比寿1-4-1
TEL
03-6450-4743
OPEN
Lunch 土・日・祝日:12:00 ~ 
Dinner火~金:18:00~23:00(L.O.21:30)、土・日・祝日:17:30~23:00(L.O.21:30)
月曜・第1日曜日定休
席数
テーブル8席、カウンター6席
アクセス
JR恵比寿駅東口より徒歩3分


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