北海道へ来たら牛でしょ!夏季合宿をする牛『城岱(しろたい)牧場』とソフトクリームが美味しい『山川牧場』(函館)
本日オススメの逸品は、夏季合宿をする牛『城岱(しろたい)牧場』とソフトクリームが美味しい『山川牧場』です。
函館は海に囲まれた港街。牛や馬を見かけることはない。帯広方面は、目をつぶって石を投げても牛や馬に当たるほど牧場だらけなのに、函館で見かけるのはモーモータクシーくらいだった。牛...見たいな。特に牛ファンではないが、動物が大好きな私は牧場に飢えていた。行ける時間があればと、事前にピックアップしていた『城岱(しろたい)牧場』、ここへ行ってみたい。山の上にあるし、ここならきっと牛共に会えるわ。場所は、函館市内から車で40分。北海道にしては超破格の好アクセスだ。いいね!出動だ!
『城岱(しろたい)牧場』
着いた。えーっと、ぼ、牧場はどこにあるのかな。牛は?馬は?
がらーん。ここで死んでも丸一日気付いてもらえないほど何もない。
遥か彼方に動くものを発見。
望遠を最大に伸ばし、ファインダーを覗く。牛居たー!
牛を発見したワタクシは、お連れ様をほったらかし先ほどの何もない道路を疾走した。やだもお、居るじゃない。
城岱牧場には、新しく整備された展望台がある。ここは知る人ぞ知る、函館の絶景裏夜景と言われる夜景ポイントなのだ。夜に来れる人は来てみると良いかも。日中はライダーが小休憩を取っていく。おトイレもあるしね。実は、着いた時から他の牧場と比べ違和感があった。牛舎や馬舎、牧場主の家がないのだ。その理由を、展望台の管理をしているじーちゃんが教えてくれた。城岱牧場は、春から秋の期間、近隣の農家から牛を預かり放牧させる牧場とのこと。なるほど。では、牛は夜どこで寝ているの?と尋ねたら、そこら辺で適当に寝ているという回答。柵で囲まれているので一応安全らしい。
水飲み場のそばまで来てみた。立ち止まる牛。そして警戒される。
コイツらも警戒している。
よそ者はか・え・れ。
まるで不審者扱いのワタクシ。
彼らの冷たい視線にもう耐えられない...。口の端から草が出てますよ...。
体内時計があるのか、なんの合図もないのに下手からぞろぞろとここを目指して戻り始めてきた。
こんな形態の牧場もあるんだね。旅のおかげでまた一つ賢くなったわ。ありがとう北海道。
山川牧場
次は、城岱牧場から更に北上30分。大沼・小沼という湖の近くにある『山川牧場』へやって来た。こちらでは、出来立てのソフトクリームが食べられる。
うおおお牛舎!ここでもお連れ様を放置し疾走する。
皆さんお食事中。また一人の方に警戒された。なんなの。
もさもさ。
糞尿で汚れた通路や尿溝に落としたしっぽからの汚れの付着を防ぐために、断尾する場合もあると聞くけど、紐で吊ってる牛しか見たことない。
この子たちのミルクで作ったソフトクリームが楽しみだ。
お連れ様「あっちに子牛がいたわよ!」
わあ、初めて見る光景。
訪れた日の約一週間前に産まれたばかりの子牛だ。まだへその緒が付いている。
成犬ほどの大きさ。なんて可愛らしいの。
こんな貴重な瞬間に来れて本当にラッキー。
この子だけだわ。私を不審者扱いしないのは。あれ?若干目の焦点が合ってないような。もしもし私が見えていますか。まだよく見えていないのかしら...。いや、草食動物だもの。すぐに立ち上がり周りが見えていなきゃおかしい。見えてるはず。
育成...育成した後はどうなるの?乳牛に育成しているのよね?それとも...どきどき。
この子達はホルスタイン種。
この子はジャージー種。皆さん乳牛だ。ホッ。
競走馬のようなお名前が付いてる。
牧草地で拡げた草を再び集める集草機。ドイツ製?
大きなタイヤがカッコイイ。
そろそろソフトクリーム食べようよ。
お連れ様はチョコミックス。ほのかなビターがバニラとマッチ。
私はシンプルにバニラ。朝搾りたての新鮮生乳を3時間以内に製造するという逸品。おねだんはどちらも270円。さっぱりしてるのに、ミルクの深いコクと甘過ぎない甘さで本当に美味しい。近所の方は、搾りたてのミルクを買いに来るようだ。
美味しかった、楽しかった。小沼の脇を走りながら次の目的地へ。
城岱牧場と山川牧場オススメです。