海抜26m、23区内最高峰の天然山。港区の『愛宕山』に登山!!
本日オススメの逸品は23区内最高峰の『愛宕山』です。
東京都港区愛宕一丁目にある『愛宕山』は海抜26mの23区内で一番高い自然
山。そのてっぺんにある愛宕神社の境内には、そこが山である証の三角点が
ある。そんなのを知った日には行ってこの目で確認したくなるのが人情とい
うもの。さっそく行く気まんまんだ。
で、行ってみる前に愛宕神社についてちょっと調べた。
愛宕神社へは日比谷線神谷町、都営三田線御成門、銀座線虎ノ門の三駅から
アクセスできる。神社へ行き着くには「出世の石段」と呼ばれる、神社正面
の傾斜40度・段数86段という階段を登るか、神社脇の愛宕トンネル傍にある
九十九折の階段を登るか、神社のエレベーターに乗る。モノ好きは当然、正
面の階段でしょう。で、「出世の石段」と呼ばれるこの石段、 3代将軍家光
が「誰かこの石段を馬で登って梅の花持ってこい」と命令をしたところ、挙
手して見事梅を献上した四国藩の武士が名をあげた、という話が発端となり
いつしか「出世の石段」と呼ばれるようになったらしい。へー、そうなんだ。
事前の情報収集はこれくらにしてとりあえずゴーゴー!!
愛宕神社
着いた。
着いたはいいが、このあたくしなんと愛宕トンネル傍の階段から来てしまった。
というのも、トンネルのそばにちっちゃい階段があって「ココハ何カシラ?」
みたいな軽い気持ちでなんとなくちょっと登ってみたのが運の尽き。九十九
折の階段はなかなか終わらないし、徐々に息切れがしてくる。「し、しまっ
た!」と思った頃には引き返すに引き返せない距離を登っていて結局登り切
ってしまった。事前の情報収集が何の役にも立っていない、という見本中の
見本だ。
神聖なお水。お口からツツー。
深夜のコンビニ前でしゃがんでツバを垂らす田舎のヤンキーが浮かんだ。
「…………」
階段の初対面がてっぺんからだった。そもそもこの階段を下から登り切った
ところで左手にあるヤンキーの水で手や口を清めてから神様にお参りするの
だ。変なところから来たので順番が逆だ!
私A「マサカ降りたらそのまま帰る分けじゃないよね??」
私B「え?でもでも降りて登ってもまた降りないと帰れないよね??」
私A「え?!登らない気??」
私B「…わかりました」
先にとことこ階段を登っては後ろを振り返り、飼い主を待つおりこうさん。
鯉がたくさん。
人が来ると餌がもらえると思うのか、わらわらと集合してくる。
今年の運勢は「吉」
引いたのは中野の「新井薬師」でだが。
愛宕神社は慶長8年(1603年)、徳川家康の命により江戸の防火の神様として
祀られた。主祭神は火産霊命(ほむすびのみこと)
他に水の神、山の神、武徳の神が祀ってある。
境内に四つある末社の一つ、祭神倉稲魂(うがのみたま)命 福寿稲荷神社。
福徳開運十種の神、衣食住、農工商の守護神として民間に信仰の厚い神様。
そういえばこの子は雑誌にも載っていた気がする。
ここで飼われているのかな。
突然、もふもふした塊が足元を疾走して売店のカウンターに上がった。
「よんだ?」
さっきの白い子と同じ、愛宕神社の名が入った飾りが首輪に付いている。
さて、先送りしていたコレ。
登る体験をしに来た分けなので、先ずは降りなければいけない。
結構足にきた。膝が笑っている。
振り向けば「出世の石段」の看板が。
愛宕ヒルズを見上げながら「はー、またココ登るんですか」
頑張って登った。脇の階段から来てばかみたいだった。
無駄に疲れた。この後また降りるのか。
登ったり降りたりでお腹が空いた後はすぐ近くのココで美味しいおやつが待っている。
23区内で一番高い天然山、結構楽しめます。ココオススメです。
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