カメレコ!~カメ女を目指して奮闘中の働く女性がレコメンドする本日の逸品~

旅行や美味しい物を食べること、そしてカメラが大好きな私が出逢ったお気に入りをドンドン掲載していきます!よければ眺めてみてくださいね!

襟裳岬はピリカノカー!!


本日オススメの逸品は襟裳岬の眺望と真ツブのお刺身です。


道央観光の締めは襟裳岬
この突端に行かなきゃ道央をコースにいれた意味がない。
ここで写真を撮ることをとても楽しみにしていたのだ。
住んでいる地元の方々には全く以って失礼なのだけど、私にはえりも町鵡川
浦河以上にサビれた町の印象が強い。鉛色の空の下、ひと気の無い海辺の歩道
を、手拭で頬被りし厚着をし背中を折り曲げた老婆が荷車を押してとぼとぼと
歩いている。聞こえるのはひょうひょうとハウリングする強風の音だけ…訪れ
る前のえりも町はこんなイメージでいっぱいだった。
実際に行ってみるとなんと…当たらずも遠からず。
鉛色の空と強風はそのとおりであったが、背中を折り曲げた老婆どころか、ま
ず外に人が居ない。私の実家近辺と大差ないものの、「実家の辺りは乳母車み
たいなのを押した年寄りが常にウロウロしてるしぃ、強風は吹かないしぃ、ウ
チ勝った?」などと、どんぐりの背比べなことを考えてしまうほど、ちょっと
寂しそうな町であった。

羽をばさばさいわせて結構至近距離にきたカモメくん。
カラスよりも若干大きい。
コイツが向かって来たら少しヤダと思った。


銀寿し


えりも町のご当地ウマいものと言えば真ツブ。ツブ貝の中でも大きな種類だ。
この真ツブのお刺身をウリにしているのが銀寿し。
襟裳岬に行く前のランチに大好物の真ツブを食べにきた。


特大真ツブのお刺身2000円〜

なんと言うか、貝殻の大きさでびっくり。普段よく買うツブ貝なんて4〜5cm
ほどだが、ほら貝かと思うほど大きな貝だ。
ムフ。想像していたとおり身がしまってコリコリとした歯ごたえ。コレは美
味しい。貝好きな人じゃないとこの美味しさは理解できないだろう。ただ、
2人で食べるには少し多過ぎた。コレは三人以上で食べる量だ。


〆サンマ

プリプリのお刺身が食べたかったのだが、〆たものしかなかった。ちょっと
残念。


店内の壁一面に飾ってある、お子さんが作ったのか、巨大なジグソーパズル
数点と入店した時から流れているこの歌謡曲の有線放送はなんなんだ、即刻
やめた方がイイだろうに、と思いながらもランチのお寿司をむっしゃむっしゃ
とパクつく。然しながら、前夜のおざ喜インパクトが強過ぎて味の感動は
今ひとつだった。
ごめんなさい大将。可もなく不可もなく普通に頂きました。
でも、真ツブのお刺身ならここで間違いなく美味しいツブが食べられます。
お試しあれ。


ミイラ

干物を通り越し棍棒と化していた。

銀寿しの所有物なのだろうか…。


お店は襟裳国道に面しており駐車場が特に見当たらなかったので、お店の裏
にある町役場の駐車場にいけしゃーしゃーと停めました。

銀寿し
北海道幌泉郡えりも町字本町201
01466-2-2052
定休日:第1.3月曜日


道央の突端 襟裳岬


風が強い。ロングヘアの私は予め予想し髪を縛ってから車を降りた。
周りには山も建物もなく海からの風が直でくるのだ。
髪を縛らずに車から降りようものならたちまちメデューサ状態で撮影どころ
ではないほどの強風。

常に風速10m以上というのも納得だ。そして風が冷たい。
雪の季節でなくとも女子はショールが有ると重宝する。


襟裳岬灯台


なんてことはない、ただの灯台なのだがおばちゃん達が入れ替わり立ち代わ
り記念撮影をするので人がいなくなるチャンスをじっと待った。



アイヌ文化名勝ピリカノカ

襟裳岬は2010年8月に北海道では4番目の国指定文化財となった。
「ピリカノカ」とは、アイヌ語で「美しい形」の意味とのこと。


ふむ、確かに美しい形。


更に突端を目指す。さ、寒い。


なにか打ち上げられていないかと目をこらす。アザラシとか人とか…。


漁船かな。何の漁をする船だろう。


半分くらい来たー。


だいぶ岩の群れに近づいた。ズームで撮ると岩の感じがよく分かるが浅いの
か深いのかがよく分からない。


こんなところにもススキが頑張っていた。余計寒さが身に染みる。


道央の突端に到着。


このずーーーっと先に青森があるんだんね。見えたら楽しいのに。


足掛かりの付いた柱が立っていた。登れるかな?とお連れ様に言うと制止
を受ける。何に使っていた柱なのだろう。物見塔みたいな役目?


人の気配はなかったが現在も使用中っぽいお家が2件ほどあった。
さすがに民家ではないようだが。


降りたからにはまたここを登る…。


えー、戻りました。
風の館

ここは以前テレビでみたことがあった。何段階かの風速体験が出来るという
館…。
体験しなくていい。もちろん割愛した。


「ただ眺めに行くだけ」と「写真を撮る目的で行く」のでは、こんなにもテン
ションが違うんだなあと実感。
カメラを持つ前の私がここに来ていたら、感動はきっと今の半分にも満ちてい
ないかっただろう。カメラは楽しいよ。

疲れたしとっても寒かったけどピリカノカだった。満足!!



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