これがアート島だ!直島の魅力その3 サイトスペシフィック・ワーク
ここからが真打の登場。まずは本村地区のアートをご紹介します。
家プロジェクトとは???
家プロジェクトは、1997年に本村地区のある方が家屋を譲りたいというとこ
ろから始まった。
本村地区のあちこちにある廃屋を再生しアートと融合させたのである。
角屋
現代アートと廃屋の組み合わせはアーティストと島民の繋がりにも。家屋の
中は、一面水の中に沈められたLEDのデジタルカウンターがあり数字を刻む。
カウンターの速度は5歳から95歳までの島の人々によって決められた。
写真撮影不可。
どれぐらい大きいかというと、右側を歩いている人と比較をば。
というのはウソで、人はご神木の少し先を歩いているので遠近法に
よる眼の錯覚。でも大きかった!
南寺
設計は安藤氏。中は真っ暗で目がなれるまでなにも見えない。ようやく暗闇
に目が慣れた時に見えるものは…。
壁には焼杉板が使われている。
奥へ進み右に曲がると建物の中に入れる。
真っ暗。手探りでじわじわ進んでいく。
きんざ
女性アーティスト内藤礼氏の作品。この作品は鑑賞するにあたり予約が必要
で一人ずつしか入れず、1日18人までという制約がある。
一人15分の時間が与えられ中に入る。15分間の中で何を思うか…。
中には、内藤礼のオブジェが配置されている。
中は写真撮影不可
護王神社
ボロボロだった神社はアートと融合して再生された。神様を「いじる」とい
うことは島民の方もアーティストもそれ相当の覚悟が必要だったのではない
だろうか。
実はこの護王神社の下は石室がつくられていて神社の右側を下ると斜面から
石室に入ることが出来き、本殿の真下からガラスの階段が見える。
中は写真撮影不可
この石室から外に出る時に、正面に見えるニクイ演出。
石橋
江戸末期から明治前半くらいの建物としては直島の中で一、二を争うほどの
大きな家屋だ。現代アーティストではないが、日本画家の千住博氏の作品が
展示されている。
中は写真撮影不可
碁会所
畳敷きの部屋の中を外から眺める。4畳半の日本間には須田悦弘氏の木彫り
の椿がちらされており、一見本物かと思うほど秀逸な作品だ。
(ベネッセハウスに展示されていた"あの雑草"の作者)
建物を撮ると作品が写ってしまうので反対側を撮ってお茶を濁す。
はいしゃ
大竹信朗氏の作品。
元、歯医者兼住居。普通の民家と異なり、診療室、待合室、歯医者さんの
住居、子供部屋が入り組んでいる。こんな廃墟も立派なアートに生まれ変
わってしまう。
中は写真撮影不可
本村ラウンジ&アーカイブ
直島のインフォメーションセンター。
アーティストの著書やオリジナルグッズを販売している。
ここで内藤礼のきんざ鑑賞のチケットを購入&予約をしたりする。
この島のアートは、なんと直島に住むおじいちゃん、おばあちゃんも
運営に参加しているのだ。感動。
直島アートはこれだけでは終わりません。
まだまだ続きます。
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