カメレコ!~カメ女を目指して奮闘中の働く女性がレコメンドする本日の逸品~

旅行や美味しい物を食べること、そしてカメラが大好きな私が出逢ったお気に入りをドンドン掲載していきます!よければ眺めてみてくださいね!

ハイクオリティ!ハイコスパ!カジュアルフレンチの秘密兵器『Les mariages de GAKU(レ・マリアージュ・ドゥ・ガク)』(恵比寿)

本日オススメの逸品は、ハイクオリティ!ハイコスパ!カジュアルフレンチの秘密兵器『Les mariages de GAKU(レ・マリアージュ・ドゥ・ガク)』です。


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とうとうワタクシ史上最強のカジュアルフレンチに出会ってしまった。今まで行ったフレンチのお店全てが霞んでしまうほどの感動と感激を私に与えてくれた『GAKU』。場所は、JR恵比寿駅から徒歩3分程の好アクセス。席数は14席とこじんまりしているが、常に予約でいっぱいだ。このお店「予約が入っていない」などということはまずない。シェフ渾身の一皿一皿を味わって「なるほどこれはすぐ埋まる分けだ」と納得した。全てにおいて美味しいのだ。そして美味しいだけではない。驚きはディナーコースのお値段なんと5250円!嬉しい誤算とはこのことを言うのか。


Les mariages de GAKU

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エントランスは一間ほどの間口。初めての訪問時にお喋りしながら歩いていたら、通りすぎてしまいそうなほど小さなお店のGAKU。
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この手のお店、さすがに女子率が高い。既に数組の女性グループがお楽しみ中。私達もグラスワインで乾杯。
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なんとも可愛らしい油絵が飾られている。なんの気になしに眺めていたが...。
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ディナーコース 5250円

本日のアミューズ フォアグラのブリュレ
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直訳すると「焦がしたプティング」であるが、そこはフォアグラ仕立て。カスタードとフォアグラのコクのある舌触りに加え、バーナーで焦がしたカラメルのほろ苦い甘さが絶妙なバランス。喉を通る瞬間、微かにフォアグラの味と香りがする。このアミューズで以降のクオリティに期待が高まった。マイクロトマトがカワイイアクセント。


わたくし鬼門のパン。パンが美味しいお店は要注意。小振りだからと調子に乗って食べているとパンでお腹が一杯になるのだ。
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アントレ
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豪華なアントレに歓喜する我々。人参のムースの上には、ホタテのスモーク。生食でいける水茄子と一緒にいただくとこれまた美味しい。長崎のファーストトマトのお味が濃いこと。フルーツのような甘さだ。蛍烏賊はぷりっぷり。


青唐辛子のような風体のコレ、大根の赤ちゃんなんですって。この状態なのはほんの数日。今しか食べられないものを今すぐ提供する。まさに料理人オブ料理人とは、こちらのシェフを言うのでは。食べるとなるほど大根の味がする。でもちっとも辛くない。
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アントレで一際我々を唸らせたのが、北海道で捕れたマスのスモーク。塩の加減が本当に上手い。人間の身体が欲する調度良い塩加減なのだ。燻された香りを楽しみつつ、フランボワーズのシャボンの甘酸っぱさと微かな塩気を堪能。レア加減もプロのなせる技。皮はパリッパリでとっても美味しい。
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お楽しみの一品、アントレ第二弾
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フレンチどころか、お料理全般に余り使われない色。真っ黒に焼いた石かと思った。見た目で「海苔?」と思ったが、答えは、ビールで溶いた衣に竹炭を混ぜたもの。ほほーこれはまた斬新なアイディア。


ナイフを落とすとフライされた薄めの衣はやや固め。サクッパリッとした感覚が手に伝わる。中身は夏の味覚であるハモ。骨切りと小骨の処理は完璧。柔らかくふっくらしたハモで、シャキシャキのヤングコーンをくるっと巻いたこのお料理こそ、ヌーベルキュイジーヌと呼ぶに相応しい。おソースは甲殻類の出汁が効いたクリームソース。淡白なハモと甲殻類のコクがピッタリ。
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ここまでで私の満足度はかなり高い。ボリュームもお味もビジュアルもハイスコアを叩きだした。
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雰囲気がツカジ似のシェフ。とっても優しそうで心の底からフレンチを愛し、自分の仕事に誇りを持っているんだなって、お料理を通して伝わってくる。
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美味しさと満足感が胃を6割占めた頃、本日のメインで使用するナイフのカラーの選択を迫られる。
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ふと、壁の絵を見て今頃気づいた。ああ、あの絵はこのお店、シェフ、スタッフを描いたものだったのか。
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「美味しく焼けたよー」シェフスペシャリテ、ヴィヤンドの登場だ。
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イベリコ豚
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とても豚肉とは思えないほど、鮮やかな色。肉質はとても柔らか。そして甘みがある。美味しい。豚肉にホワイトソースの取り合わせは余り馴染みがないが、お裾分けを食べてみると合うことが判明。GAKUのシェフだからこその技かも。友人曰く「目をつぶって食べたら多分なんのお肉かわからないワ」普段食べつけない、良い物を食べた時の有り難いお言葉を拝聴。


黒毛和牛(イチボ)(+500円)
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おしり上部のお肉。そのうちの、下側のやわらかい部位をイチボと呼ぶ。こちらもお裾分けで味見。んまー、和牛もいいね。なんて柔らかいのでしょう。噛むほどに和牛独特の風味が増してくる逸品。素晴らしい。


骨付き仔羊
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私は仔羊党。とてもよい香りがする。お肉は柔らかくしっとりと味が染みており、仔羊特有の甘みが口いっぱいに広がる。骨付きとうたっているが、骨はちゃんと切り離されており、添えられているだけ。シェフの心遣いを感じた。ソースは、フレッシュトマトとバジルソース。付け合せはマコモ茸、インカのめざめ、サラダ三つ葉、蕎麦の芽。とりわけ、にっちりした歯ざわりのインカのめざめが美味しかった。


最後の一品GAKU作ヌードル
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「私、麺類大好きなんです」シェフのこの一言に思わず皆笑顔。我々も麺類大好きだ。アサツキを練りこんだグリーンの生麺は、手打ち特有のもっちり感。とっても美味。


つけダレと言っていいのか迷うが、クラムチャウダースープ。このスープに麺をつけていただく。
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うわ。なにこれめちゃくちゃ合うわ。さっきのお肉でほぼ満腹になっていたのに、ツルツルと喉を通っていく。麺もスープも綺麗にいただいた。
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全員満腹過ぎて苦しいのだが、デセールもしっかり選ぶ。面白いことにヴィヤンドもデセールも被らなかったのよね。
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パインとココナッツのマリアージュ
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フランス語で「結婚」の意。お料理界では取り合わせの良いこと、互いを引き立たせ合うことを指す。その名の通りパインの酸味のさっぱりさと、ココナッツの優しい甘みが相まってとても美味しい。これにしても良かったかも。


パッションフルーツのクリームブリュレ
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こっちも適度な甘さと量で、かなり美味しい。満腹を訴えていた友人もペロリ。美味しいものって入っちゃうのよね。


丸ごとリンゴのプリン
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私はプリンをチョイス。小振りのリンゴを繰り抜き、器に仕立てたその中は、トロットロのプリン。表面を軽くカラメリゼしてあり、甘さ、ほろ苦さ、酸味、クール感のバランスは神業だ。


ハイコスパ、ハイクオリティ、ハイビジュアル。GAKUこそ、何度も訪れたくなるカジュアルフレンチの最高峰といっても過言ではないほど、私の中で堂々の一位となった。
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『Les mariages de GAKU』カナリオススメです。


Les mariages de GAKU(レ・マリアージュ・ドゥ・ガク)

東京都渋谷区恵比寿1-4-1
TEL
03-6450-4743
OPEN
Lunch 土・日・祝日:12:00 ~ 
Dinner火~金:18:00~23:00(L.O.21:30)、土・日・祝日:17:30~23:00(L.O.21:30)
月曜・第1日曜日定休
席数
テーブル8席、カウンター6席
アクセス
JR恵比寿駅東口より徒歩3分


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北海道へ来たら牛でしょ!夏季合宿をする牛『城岱(しろたい)牧場』とソフトクリームが美味しい『山川牧場』(函館)

本日オススメの逸品は、夏季合宿をする牛『城岱(しろたい)牧場』とソフトクリームが美味しい『山川牧場』です。

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函館は海に囲まれた港街。牛や馬を見かけることはない。帯広方面は、目をつぶって石を投げても牛や馬に当たるほど牧場だらけなのに、函館で見かけるのはモーモータクシーくらいだった。牛...見たいな。特に牛ファンではないが、動物が大好きな私は牧場に飢えていた。行ける時間があればと、事前にピックアップしていた『城岱(しろたい)牧場』、ここへ行ってみたい。山の上にあるし、ここならきっと牛共に会えるわ。場所は、函館市内から車で40分。北海道にしては超破格の好アクセスだ。いいね!出動だ!


『城岱(しろたい)牧場』

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着いた。えーっと、ぼ、牧場はどこにあるのかな。牛は?馬は?


がらーん。ここで死んでも丸一日気付いてもらえないほど何もない。
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遥か彼方に動くものを発見。
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望遠を最大に伸ばし、ファインダーを覗く。牛居たー!
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牛を発見したワタクシは、お連れ様をほったらかし先ほどの何もない道路を疾走した。やだもお、居るじゃない。
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城岱牧場には、新しく整備された展望台がある。ここは知る人ぞ知る、函館の絶景裏夜景と言われる夜景ポイントなのだ。夜に来れる人は来てみると良いかも。日中はライダーが小休憩を取っていく。おトイレもあるしね。実は、着いた時から他の牧場と比べ違和感があった。牛舎や馬舎、牧場主の家がないのだ。その理由を、展望台の管理をしているじーちゃんが教えてくれた。城岱牧場は、春から秋の期間、近隣の農家から牛を預かり放牧させる牧場とのこと。なるほど。では、牛は夜どこで寝ているの?と尋ねたら、そこら辺で適当に寝ているという回答。柵で囲まれているので一応安全らしい。
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水飲み場のそばまで来てみた。立ち止まる牛。そして警戒される。
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コイツらも警戒している。
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よそ者はか・え・れ。
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まるで不審者扱いのワタクシ。
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彼らの冷たい視線にもう耐えられない...。口の端から草が出てますよ...。
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体内時計があるのか、なんの合図もないのに下手からぞろぞろとここを目指して戻り始めてきた。
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こんな形態の牧場もあるんだね。旅のおかげでまた一つ賢くなったわ。ありがとう北海道。
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山川牧場

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次は、城岱牧場から更に北上30分。大沼・小沼という湖の近くにある『山川牧場』へやって来た。こちらでは、出来立てのソフトクリームが食べられる。


うおおお牛舎!ここでもお連れ様を放置し疾走する。
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皆さんお食事中。また一人の方に警戒された。なんなの。
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もさもさ。
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糞尿で汚れた通路や尿溝に落としたしっぽからの汚れの付着を防ぐために、断尾する場合もあると聞くけど、紐で吊ってる牛しか見たことない。
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この子たちのミルクで作ったソフトクリームが楽しみだ。
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お連れ様「あっちに子牛がいたわよ!」
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わあ、初めて見る光景。
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訪れた日の約一週間前に産まれたばかりの子牛だ。まだへその緒が付いている。
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成犬ほどの大きさ。なんて可愛らしいの。
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こんな貴重な瞬間に来れて本当にラッキー。
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この子だけだわ。私を不審者扱いしないのは。あれ?若干目の焦点が合ってないような。もしもし私が見えていますか。まだよく見えていないのかしら...。いや、草食動物だもの。すぐに立ち上がり周りが見えていなきゃおかしい。見えてるはず。
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育成...育成した後はどうなるの?乳牛に育成しているのよね?それとも...どきどき。
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この子達はホルスタイン種。
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この子はジャージー種。皆さん乳牛だ。ホッ。
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競走馬のようなお名前が付いてる。
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牧草地で拡げた草を再び集める集草機。ドイツ製?
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大きなタイヤがカッコイイ。
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そろそろソフトクリーム食べようよ。
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お連れ様はチョコミックス。ほのかなビターがバニラとマッチ。
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私はシンプルにバニラ。朝搾りたての新鮮生乳を3時間以内に製造するという逸品。おねだんはどちらも270円。さっぱりしてるのに、ミルクの深いコクと甘過ぎない甘さで本当に美味しい。近所の方は、搾りたてのミルクを買いに来るようだ。
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美味しかった、楽しかった。小沼の脇を走りながら次の目的地へ。
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城岱牧場と山川牧場オススメです。
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有限会社 山川牧場自然牛乳 直営工場売店

城岱牧場と山川牧場


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いつ訪れても変わらない、衝撃の走る美味しさ、本格石窯焼きピザの最高峰『ボナペティート・パパ』(中野)

本日オススメの逸品は、私を永遠に虜にし続ける、美味しいピザのカジュアルイタリアン『ボナペティート・パパ 中野店』です。

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当ブログに、何度か登場しているボナパパ中野店。私はここのピザが大好きだ。お世辞抜きに、本当に美味しい。5年前に中野地元民の方に連れて行っていただき、ボナパパのピザを初めて口にした時の衝撃と感動は、何度もリピートしている確かな証拠となっている。そこそこ美味しいピザのお店は、至る所にあるだろう。では、それらは何度も足を運びたくなるお店か?というとそうでもない。しかし、ボナパパは、私が何度も行きたくなる数少ない銘店の一つなのだ。毎年ゴールデンウィークには、私の実家がある新潟から、従姉妹夫婦がドライブがてら、日帰りの強行手段で遊びに来る。遠いところへようこそと、労いの意味も込め、毎回私お気に入りのお店へ出向き、ランチをご馳走している。今年は彼らに、是非ボナパパのピザを堪能してもらいたいと思った。私同様、きっと気に入ってくれるはずだ。


Pizzeria Osteria Buon Appetito Papa

アンティパスト グランデ 1580円
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12:00前には我が家へ到着するとのことで、12:30にお店を予約していた。全員お腹ペコペコだ。先鋒はアンティパスト。大人4人なら、グランデサイズがお得だとスタッフに勧めていただいた。出だしから従姉妹夫婦が、カリっとした揚げたてイカリングのおいしさに唸る。ここは盛り合わせや一品料理、メニューの全てが美味しいのだ。


マルゲリータ 1080円
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ピザの美味しさをはかるには、ド定番中のド定番であるマルゲリータが一番。フレッシュバジリコとモッツァレラチーズのアツアツ焼きたては、もう見るからに美味しそう。


焼きたての香ばしい香り。薄めでありながら、しっかりもっちりとした歯応えの生地、トロリとしたチーズとトマトの旨味が私の味覚と味蕾を刺激する。相変わらず美味しい!少なくとも年に一回は訪れるが、いつ来ても変わらない美味しいさ。そして、ボナパパのピザに必須なのが、マリーシャープスのレッドハバネロと、鷹の爪のオリーブオイル。これをつけると更に味の奥行きが広がる。辛いもの大好きな方は、絶対つけて!
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フレッシュトマトのスパゲッティ 880円
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ボナパパはピザが美味しいだけじゃない。パスタも絶品中の絶品だ。その理由は、毎日手作りしているフレッシュ生パスタ。茹で上がりからサーブするまでの時間配分が申し分なく、食べる時が最高のアルデンテ。アンティパストから始まり、衝撃のピザ、パスタで従姉妹夫婦は、かなり打ちのめされている。「新潟にもあればいいのにー」私もそう思うよ。


プロシュート ルーコラ 1380円
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私自身がお初の体験、チーズなしのピザをオーダーしてみた。チーズが無い分、味にインパクトがないのかな?物足りないかな?と思っていた私はタダの薄らバカだった。一口噛みしめ、再び味覚に衝撃が走る。初めてボナパパのピザを食べた時の衝撃を思い出した。本場イタリアピッツァ専用小麦を使用し、石窯で高温短時間で焼き上げた生地は、噛みしめる毎に甘みを感じ、焼き上げた小麦の風味が痛快に鼻を抜ける。生地そのものを味わうには、チーズ無しが一番だと悟った瞬間である。これ選んだ従姉妹、オマエエライ!次来たら、絶対またオーダーする。


チーズリゾット 1500円(4人分)
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メニューで目を引いたのが、イタリア直輸入ホールチーズリゾットの一文。チーズ大好きな私がコレを押す。


特大パルミジャーノ・レッジャーノを繰り抜いたチーズの器に、熱いリゾットの元をを投入。
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激しく且つ、狂ったように高速でチーズを削ぎ落としながらかき混ぜる。
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出来上がり。イタリアの代表的なチーズである、パルミジャーノ・レッジャーノは、ミルクの風味が豊か。長期間の熟成による、凝縮したアミノ酸の旨味とコクをタップリ吸い込んだリゾットがこれまた美味しい。しかし、少人数向きではない。チーズのリゾットなんて二人くらいで頼もうものなら、これだけで胃が膨れて他のものが楽しめなくなってしまう。要注意でござる。
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ふう。何もかもが美味しい。笹塚にもお店があり、自宅からは笹塚店の方が近いのだが、一度行って「これは私の大好きなボナパパじゃない。なんか違う」と、それ以来笹塚店は行っていない。私はダンゼン中野店派だ。リゾットを平らげたあと、大食らいの我々は、再びメニューを手にする。誰か止めないの?
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スカーリアさんのアンチョビ(シチリア産)とタコのスパゲッティ 1180円
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スカーリアさんて誰やねん。心をこめて無農薬トマトを作る吉田さん的なもの?と、次に選んだパスタは、ガーリックのパンチと、アンチョビの塩気が効いたパスタ。イタリアパスタに欠くことのできないガーリックの香りが、リゾットで満たされたはずの胃を無視し、食欲中枢を刺激する。あーもう、ホンっと美味しい神パスタだわ。


イカ墨のスパゲッティ 1480円
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「食後のデザートどうする?」の問に「デザートをオーダーするならパスタで」と驚愕の発言で、ヴェネツィアの代表的なパスタをオーダーした。アルデンテの生パスタに、イカ墨のコクがまったりと絡まり、一同再び唸る。次々と四方からフォークが伸びてくる。全員、閣下のような真っ黒の唇だ。


カプチーノ 500円
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マ・ン・プ・ク。カジュアルイタリアンは、大人数で色んなお料理を沢山オーダーして食べるのが美味しいよね。


そうだ、幼馴染み達との次回のお食事会は、ボナパパを提案してみよう。彼女達もきっと大満足するはず。
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『ボナペティート・パパ 中野店』カナリオススメです。


Pizzeria Osteria Buon Appetito Papa ボナペティート・パパ 中野店
東京都中野区中野5-56-10 第98東京ビル1F
Open
11:30-22:30(L.O.)
TEL:03-3385-8688


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函館津軽海峡沿いのドライブ『立待岬』『聖トラピスチヌ修道院』『啄木小公園』(函館)

本日オススメの逸品は、函館の津軽海峡沿いを短時間で楽しめる、立待岬トラピスチヌ修道院・啄木小公園を巡るドライブです。
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函館観光の目玉はやはり、五稜郭、函館駅周辺、函館山方面。観光する時間はまだまだタップリあるので、連日大物観光で飛ばし続けるのはやめにして、この日の午後は、自然をメインに、ちょっとマイナーな場所に足を伸ばしてみようと思った。どこがいいかな、と目についたのが啄木小公園。海岸沿いの小さな公園で啄木像がぽつんとある。夕陽を浴びる啄木像に惹かれた。お連れ様も「あらいいんじゃない?」とノってくれ、これで一ヶ所は決定。ここからそう遠くない距離のところに、トラピスチヌ修道院もある。函館観光に必ず入っている場所だ。ここもちょっと興味ある。突端好きのお連れ様は立待岬をご所望。何れも津軽海峡側で全部済んじゃう。はい決定。それでは夜のディナーまで、のんびりと3箇所回りますか。


立待岬

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岬の駐車場へ続く道は、車一台程度の幅。車を停めしばらく歩くと海が見えてきた。


立待岬は、津軽海峡に面した岬。函館山の南東に位置する。
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函館山方面。お天気に恵まれた旅行に感謝。
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津軽海峡の遥か向こうに薄ぼんやりと見えるのが、下北半島。いやあ、ここからの眺めは絶景だね。空気も美味しい。
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この岩について、タクシーの運ちゃんが観光客に説明しているのをお連れ様が盗み聞きしていた。東映映画のオープニングに流れる、波が岩に激しく打ちつけられる海の映像、アレがここだと。へー!ソレは初耳!海は凪いでいるので、オープニングの荒々しさからは、同じ場所だと思えない。今もあの映像流れているのかしらね。ザッパーン。
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ここ以外にも、ビューポイントは幾つかある。東屋もあって休憩できるし、景色にはとても満足した。しかし、海と絶壁以外ないので次へ移動。


トラピスチヌ修道院

函館観光のお約束として来てみた。
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1898年年に、フランスから派遣された8人の修道女が設立した日本初の女子修道院。


現在の聖堂は1927年に再建されたもので、煉瓦の外壁、半円アーチの窓などゴシックとロマネスクの混在するデザインが印象的である。残念ながら中へは入れない。
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小高い場所にあるので、そこからの眺めはさぞかしいいだろう。
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園内には、聖テレジア、ジャンヌダルク、天使ミカエルなどの聖像が静かに佇んでいる。この像は、その何れでもないのだけど。
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ここも入れないが、どこもかしこも入れない分けではない。敷地内にはちゃんとお土産コーナーもある。「トラピスチヌ修道院天使園売店」では、修道女の皆様お手製の、トラピスチヌ饅頭ならぬ、有名なマダレナ(ケーキ)やクッキーが販売されている。買いませんでしたが。
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礼拝堂。唯一入れる場所発見。
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函館観光には必ず入っているこの修道院。遊びに来る場所ではないなって感じであったが、明治・大正あたりの煉瓦造りの建造物が好物の私は楽しめた。
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啄木小公園

夕陽おすすめポイント。
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レストランの予約時間までまだ時間はある。夕陽に映える啄木像を収めにやってきた。場所は函館駅と函館空港の丁度、真ん中辺り。津軽海峡沿いを走る279号線だ。函館駅から空港までのリムジンバスもこの道路を走る。啄木像をカメラに収める際の、ベストポイントのしるしかあったので、そこから撮ってみた。啄木像と津軽海峡と函館山の三つ巴で材料は揃っているが、カメラワークの腕が今ひとつ。泣。


津軽海峡下北半島立待岬からの眺めよりよく見える。若干近いから当たり前か。
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函館空港へ着陸する旅客機に歓喜!すごーい。あんな角度で降下してくんだ。落ちていくみたい。
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こちらは安定飛行中。空港が近いのでよく見える。面白い。
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こちらは函館山。函館って案外狭いのね。北海道はでっかいどうのイメージがあるけど、見どころは意外と集中しているもの。
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月も出てきた。ここで写真を撮っていたら、函館旅行中という、おじさんが函館の夜景の写真を見せてくれた。見知らぬ人が相手でも、突然共通の話題で会話できるところがカメラのいいところ。カメラバンザイ。
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日が傾いてきた。そろそろ夕陽が出てくる頃かな。
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これを撮りに来た。啄木さん背中があったかそう。
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車なら、移動時間を入れて3箇所回っても3時間くらいで済んじゃうので、観光に行き詰まってぽっかり時間が空いたらどれかに行ってみてもよいかも。オススメです。

函館タウンナビ


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恵比寿の小さなカジュアルフレンチ『moRi』(恵比寿)

本日オススメの逸品は、恵比寿で見つけた小さなカジュアルフレンチレストラン『moRi』です。

 

 

どこの職場にも一人はいる、自分と「合う人」。「合う」と一口に言っても、気が合うだとか趣味が合う、食の好みが合う、といろいろあると思う。9割が男性という私の職場(フロアー)には、残念ながら気軽に夜のお誘いができる女性はいないのだが、開発委託をしているベンダーさんの一人に、旅行が大好き、美味しいものを食べるのが大好きという女性が一人いる。彼女と旅の話や食の好みが合うので、年に数回ではあるがこぞって食事へ行くことがある。アルコールがイケル方なので、下戸の私では若干役不足な点が申し訳ないが、気にせずお付き合いしていただけるのが嬉しい。そんな彼女と企画したレストランの新規開拓。二人の一致したキーワードは「仔羊」「フォアグラ」。これはフレンチで決まりだね。

 

moRi

場所は、JR恵比寿駅西口を線路沿いに品川方面へ向かう。この道、結構急勾配な登り坂で、話をしながら登ると息切れ全開になるのだ。

 

 

店内は、カウンター席とテーブル席合わせて16席とこじんまりとした創り。さっそく予約していたコースメニュー「モリセレクトコース」をオーダー。

 

 

 モリセレクトコース 8400円

アミューズ 旬のたけのこ

 柔らかい穂先を使用した前菜。見た目からは、和のお出汁で炊いたたけのこを想像するが、ここはフレンチ。味付けは実にシンプルなコンソメベースだ。

 

アントレ 蛍烏賊と春キャベツのアサリの冷製コンソメ仕立て

 

蛍烏賊大好物。旬の季節には生姜醤油でいただくことが多いので、アサリのスープがとても斬新。身はプリプリで美味しい。 

 

スープ 中勢似・熟成 鹿児島黒豚のコンソメ

「中勢似」は、熟成肉を専門に取り扱う田園調布の精肉店。たかがスープされどスープ。フレンチの基本中の基本であるコンソメスープとして使用する材料に、ここまで拘るところにシェフのフレンチに対する情熱を感じてしまう。黄金色のスープは、それはもう繊細なお味。

 

アントレ フォアグラポアレのクレープシュゼット 白ボトル酒の香り

小ブリながらも、大好きなフォアグラの登場。クレープ生地に包まれたフォアグラに、白ボトル酒をふりかけフランベ。ソースははちみつレモン。毎回言うけど、フォアグラと甘酸っぱいソースって、ホンっと合うのよね。しいて言えば、フォアグラ自体にもう少し弾力があっても良かったかも。少し水っぽい気がした。

  

アントレ 蝦夷鮑のステーキ

丸ごと一個、鮑のステーキ!想定外で驚いた。そっとナイフを落とすと、あらまあ、なんと柔らかいことでしょう。お刺身で食べるコリコリ感とは全く異なり、貝の身がとっても柔らかい。ソースは蜂蜜白ワインビネガークリームソースがベースで、鮑の下には肝のソースが。 食べている私の体内に、溶け込んでくるような柔らかさとボリュームがある一品。

 

プラ 仔羊のポアレ 赤ワインソース

メニューには、和牛ロースのポアレとあったのだが、予約の際に、仔羊に変更できるかお尋ねしたところ、快諾していただいたのだ。肉は柔らかく、そして甘みがある。しっとりと味が染みていて豊かな味わいだ。 

 

デセール 3種のデザート

ラム酒のムース黒糖シロップ(手前右)、チョコレートのゼリーで覆われた苺(奥)、フルーツのテリーヌ(手前左) がキラキラのプレートに乗って登場。ここで最も気になったのが「チョコレートのゼリー」透明で普通のジュレにしか見えないのに、チョコレートとはどういうこと?とスタッフにお尋ねしてみた。なんのことはない、チョコレートリキュールのゼリーであった。チョコレート=茶色の先入観があるから、どこがチョコレート?って思っちゃうよね。

 

デセール ソーテルヌゼリーとショコラプリン

カワイイキューッビックグラス。ソーテルヌはフランスのアキテーヌ地域ジロンド県のコミューンで、その辺りの5つの村で生産される貴腐ワインを使用。極甘口で蜂蜜のような香味を持ち、デザートワインとして味わわれている。 

 

いやあ、今回も満腹。恵比寿にありながら、この皿数と一万円を切るお値段。コスパ良しと言ってもいいのではないかな。

恵比寿の小さなフレンチレストランオススメです。

 

moRi

東京都渋谷区恵比寿南1-14-2タイムゾーンビル3F

TEL:03-5942-6299

席数:16席

アクセス:JR山手線・日比谷線恵比寿西口徒歩3分

※サービス料無し、テーブルチャージ700円

※13歳未満の子供連れ不可

 


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ミシュランガイド北海道に殿堂入りしていたフレンチレストラン『唐草館』(函館)

本日オススメの逸品は、大正ロマンな館でいただいた初夏の函館フレンチ『唐草館』です。


2012年の春に、日本ミシュランタイヤから出版された「ミシュランガイド北海道2012」。ミシュランガイドは、美味しいもの大好きな人は、もちろんのこと、さほど食に興味のない人でも一度は耳にしたことがあるであろう、レストランの評価を星の数で表すことで知られるレストラン・ホテルガイドの日本版だ。「ミシュランガイド北海道2012」が出るらしいよ?と噂されていた頃、函館旅行を計画していた。出版時期は旅行に間に合いそうだけど、手にするのは難しいかもね、なんて思いながらWEBや北海道本で美味しそうなお店を探していた。旅の醍醐味の一つである「食」探しは、私にとって一切手を抜くことができない作業。旅先の、そこでしか味わえない美味しいもの、珍しいものに出会った時の感動は格別だ。その出会いの瞬間を妄想しながら、お店を探すのがとても楽しいのだ。そんな妄想中に、一件のフレンチレストランを見つけた。東京と違い、函館市では、そうそう数も多くないレストラン。函館・フレンチのキーワードで捜すと、必然的に出てくるレストランだ。お店に予約を入れた頃は、まだミシュランガイドは出版されていなかったのだが、あとで知ってびっくり。予約をした『唐草館』が、まさかノミネートされていたなんて。なんというタイミング。早めに予約してよかった。本が出版されたあとだったら確実に予約困難だったハズ。アブナーイギリセーフ。

唐草館


『唐草館』に到着。私らは車できたが、市電の函館駅前から乗車すれば、最寄駅の青柳町駅まで9分、駅から徒歩1分と、車がないと死活問題の北海道にしては、カナリ好アクセスな場所に位置している。


函館公園の坂を上った所に、大正後期に建築されたという、淡いグリーンの洋館が佇んでいる。


辺りは緑の多い閑静な住宅街。ここが医院として使われていた当時、壁に蔦が絡まっていたことから、この名を付けたという。


内装も極力当時の木のぬくもりを残しており、明治・大正の建築が大好きな私にとって、これはもうウハウハなシチュエーション。食事が楽しみだ。

ある日のディナーメニュー 8500円〜


北海道のレストランは、新鮮な食材をふんだんに使用し、コースもポワソンとヴィヤンドで構成されたフルコースでありながら、一万円を切る値段設定で、本当に高コスパのお店が多い。これまで何回か訪れた北海道で、残念なお店に遭遇したことはない。


盛り合わせアントレ7品

多くのレストランで使用される、初夏の食材といえばソラマメ。少量のアボカドのディップで絡めてあり、コクのある美味しさ。サーモン、ホタテ、白身魚、ハーブのマリネもさっぱりとして美味しい。これはイケますよ。


自家製パンもホカホカ。ついつい食べてしまうと後からお腹にくるのよね。気をつけなきゃ。


前浜のウニと人参のムース コンソメジュレ

いきなりこの量のウニでカウンターをくらう。よく冷やされたガラスの器には、さりげない薄味のコンソメジュレと、フワッとした食感の人参のムースで、ウニ本来の持ち味を損なうことなく、サンドして盛りつけられている。


さすが北海道。旬のウニを惜しげもなく私のためにありがとう。


フォアグラのポアレ

待っていたわこの時を。大好物のフォアグラもさることながら、肉厚の美味しそうなしいたけのグリルがこれまた食欲をそそる。


表面はこんがり、中はトロッと歯ざわりも柔らかく、なめらかな舌触りのフォアグラ。甘酸っぱい果実のソースにつけて口に運ぶと、一気に顔がほころぶ。思わず「シアワセ」


冷製ボルシチスープ

ロシアが生んだ、赤いスープ。ボルシチスープといえば、温かく情熱的な真っ赤なスープが思い出されるが、こちらは淡いピンクの涼し気な冷製ボルシチ。ボルシチには欠かせない甜菜の一種であるテーブルビート(日本ではビーツ)が持つ色素によって染め上げられているのだが、フレッシュ生クリームの投入で綺麗な淡いピンクに。そういえば、北海道の特産物の一つにビーツって、小学生の頃、社会で習ったわね。それはさておき、まったりして美味しいー。


真鱈のヴァプール ヴェール仕立て

見た目も爽やかな白、グリーン、赤の食材に、目で楽しむ料理とはこのことか、と唸る。


真鱈とエビの蒸し料理には、新鮮なグリーンアスパラが添えられ、ソラマメのソースを絡めていただく。最高に美味しいぞ。


十勝牛ヒレ肉のグリエ

直火の網で焼かれた牛ヒレ肉のグリエ。何グラムあるのだろう。結構な量。そしてめちゃくちゃ美味しそう。


ナイフの通りもすっとよく、生クリームで伸ばしたデミグラスソースによく合うお肉は、とても柔らかい。生きてて良かった。というか、もうお腹パンパン。


デザート三種、コーヒー

またもや胃がはちきれんばかりの状態。ここに来て、デザートが三種であることを知り、ケーキのカットは「小さめで」とお願いする。お連れ様は、ガトーショコラとチーズケーキ。


私はアップルタルトとチーズケーキ。バニラアイスクリームにははちみつソースが。ケーキはもちろん美味しかったが、はちみつソースのアイスクリームがさっぱりして美味しかった。


訪れた日は、既にミシュランガイド北海道が出版されていた。そのせいか、平日であるにもかかわらず満席。お客さんの層は、若干高めで大人がゆっくりとお料理を楽しむ雰囲気。食事が終わり、賑やかだったホールも、徐々に静寂さを取り戻し始めていた。


最初から最後まで納得のいく美味しさに加え、この品数そしてお値段。高コスパの『唐草館』オススメです。

唐草館/函館市公式観光情報サイト
北海道函館市青柳町21-23
TEL:0138-24-5585
Open
11:30-15:00(14:00L.O)、18:00-22:00(20:30L.O)
定休日
月・第2火曜日、年末年始
アクセス
青柳町下車徒歩1分
駐車場有2台
喫煙不可


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『東京ステーションホテル』見学後に体験した『The Atrium』のランチ


本日オススメの逸品は、『東京ステーションホテル』宿泊者のみが利用できる『The Atrium』のランチ体験です。


東京ステーションホテルの客室見学後は、おまちかねのランチ体験だ。この日の見学者数は、50名余り。しかも団塊の世代な方が殆どで、若くはない私が一番若そう。なにこの氷川きよしのコンサート会場ぶりは。幅広い年齢層が集まるのかと思っていたのは、私だけのようだ。ランチテーブルをご一緒した、少し若いころの野際陽子似の方に聞いてみたら、この手のツアーは、リタイア後の方が多く参加されるのだとか。特に、一人暮らしの女性が多い。死別された方、離婚された方、たまたま縁ある伴侶に巡り合えなかった方と、様々だ。今の時代の縮図のようだね。そんなオバサマ達とのランチ。私もそろそろ仲間入り...とは、まだ思いたくない。

The Atrium


場所は4F。リッチモンドインターナショナル社が内装デザインを手掛けた、 400m²を超える広大なプライベート空間。


奥には、スモークガラスで仕切ることができる、個室空間もある。


当時の赤煉瓦の壁も、現代の内装に上手くマッチしていた。雰囲気はかなりいい。


Crossのよう。これも当時からこのようになっていたのかしら。


こんな空間で、朝食やランチをいただくだけで非日常を味わえちゃう。ちょっといい気分。


『The Atrium』は、東京駅の中央最上部に位置する。


天窓を備え、最大天井高はなんと9m。柔らかな光が差し込むラウンジは、ふんわりとした
明るさ。

The Atrium Lunch


一口アミューズは、クレープ生地に包まれたナニカ。一口で食べてしまい、味は記憶の彼方へ。


見た目もカラフルなアントレは、海の幸と季節のサラダ 白バルサミコと木苺のヴィネグレット

ヴィネグレットは、サラダに使われる冷たいソース。いわゆるドレッシング。バルサミコと木苺で酸味の中に、ほのかな甘さが。魚介はハズレのない、ホタテ、エビ、イカと、どれも大好きなものばかり。


本日のスープはかぼちゃ

かぼちゃはこっくりとした甘さで美味しい。


ポワゾン 築地より入荷の本日の鮮魚オーブン焼き

プロヴァンス香る調理法とのことだが、何処らへんがプロヴァンスなのか、ちょっと分からず。野菜とハーブを使った爽やかなソースが、フランスの田舎を思わせる...そんな所?


ヴィヤンド 黒毛和牛の赤ワイン煮込み フレッシュヌイユのクリーム和えとともに


お肉は確かに柔らかい!デミグラスに少しインパクトがない気がしたが、柔らかいお肉はスルスルと口に放り込まれてく。


シェフパテシエ特製デザート

私は、これが一番美味しかった。あまおうのソースがイチゴイチゴして、本来のイチゴの
香りと甘みがそのまま活かされ、とっても好みのお味だ。おかわりしたいくらいであった。


食事の後は、コーヒーでも飲みながらご歓談くださいって感じであったが、ひとしきりお喋りを堪能したオバサマ方は、チラホラとご帰宅の様子。


写真はむしろドンドンお撮りくださいだったので、私は一人黙々とシャッターを切っていた。


帰りに、1Fの『The Lobby Lounge』をチラ見。


ここは窓の外が東京駅前にあたるので、自然光が入り、とても明るい。宿泊客でなくても利用できるのかな。近いうちに、英国式ヨーロピアン・クラシックの内装を見に来よう。


ホテルの中には、ラグジュアリー感あふれるレストランがまだまだある。旅の締めに是非とも利用してみたい。なーんて思った。(思っただけ)

『The Tokyo Station HOTEL(東京ステーションホテル)』お試しあれ。

The Tokyo Station HOTEL(東京ステーションホテル)
東京都千代田区丸の内9-1
TEL:03-5220-1112
東京駅


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